これからPCを買う人必見!モンハンライズが平均160fps以上のRyzen 5&RTX 3060搭載ゲーミングPC入門機の実力を簡単に紹介

文●ASCII編集部

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フルHD解像度&最高画質で“FFXIV”を快適プレイ

 では、実際に「XA5R-R36」がどれぐらいの性能があるのかを簡単に検証してみたい。まずはPCの性能を計測するベンチマークソフトの定番である「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で、指標となるフルHD解像度で、ゲームが快適にプレイできるのかを確認したい。

 ベンチマークソフトとは、ゲームメーカーが提供する対象となるゲームが、使用しているPCで快適にプレイできるかをフレームレートやスコアで計測するソフト。各ソフトによってスコア評価は異なり、本ベンチマークであれば15000以上が最高評価の「非常に快適」になる。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークの結果

 画質「最高品質」、フルHD解像度で実行すると、スコアは20041の「非常に快適」指標をマーク。ファイナルファンタジーXIV(FFXIV)のベンチマークは、拡張パッケージが追加されるたびにバージョンアップを繰り返してきたが、評価の数値は常に一定だった。しかし、暁月のフィナーレのベンチマークからは、24人パーティで挑み、敵味方のエフェクトが飛び交うアライアンスレイドなどのエンドコンテンツを想定して、「非常に快適」指標のラインが7000から15000以上にアップしている。しかしながら、XA5R-R36は余裕でそのラインをクリアしている。

 さらにベンチマーク中の平均フレームレートを確認すると、140fpsを記録しており、ゲーミング液晶ディスプレーと組み合わせてのプレイを楽しめるパフォーマンスになっている。

 なお、4K解像度ではスコアが14271で、「とても快適」指標になっているので、十分ゲームプレイは可能だが、先日公開された「第68回 FFXIV プロデューサーレターLIVE」にて、グラフィックスを向上させるとのコメントがあったので、そうした高画質でのプレイも視野に入れるなら、冒頭で紹介したより上位のモデルの購入も検討して欲しい。

人気のeスポーツゲームを144Hz駆動液晶で楽しめる

 次に実際のゲームタイトルでは、どれぐらい快適なのかプレイ中のフレームレートの計測で確認したい。まずは基本無料でプレイできるeスポーツゲームタイトルの「Halo Infinite」(マルチプレイモード)と、今最も人気のあるバトルロイヤルゲーム「Apex Legends」をプレイしていこう。

 4対4や12対12での対戦を楽しめるHalo Infiniteのマルチプレイからみていこう。対戦マップでフレームレートが大きく変化するので、ここでは屋内マップで標準的な負荷になる「Aquarius」と、屋外マップで負荷が高い「Behemoth」を、プレイを練習できる「アカデミーモード」でプレイ。

 解像度はフルHDで、画質は「品質のプリセット」で「ウルトラ」、「高」、「中」、「低」を選び、60秒間プレイした際のフレームレートを「CapFrameX」で記録。平均(avg)と、最低(min1%/1パーセンタイル点)をまとめている。

Halo Infiniteの結果

 Halo Infiniteは今回計測したゲームの中では最も重いタイトルになるが、最高画質の「ウルトラ」でも平均フレームレートが60fps大きく上回った。ゲーミング液晶でのプレイをターゲットにすると、負荷の高いマップの「Behemoth」で、平均フレームレートが120fpsを超えた「低」をベースに設定する必要はあるが、XA5R-R36はHalo Infiniteを快適にプレイできると言える。

 続けて、Apex Legendsをプレイしていこう。ゲーム内の「射撃練習場」を利用して、各種項目を「高」に設定した最高画質と、影などを「低」にして、フレームレートを優先した設定でフレームレートを記録している。なお、Apex Legendsの144fpsの制限は外してテストを行なっている。

Apex Legendsのフレームレート優先設定

 最高画質でも平均フレームレートは185fpsを記録し、最低fps(1パーセンタイル点)も139fpsと、144Hz駆動のゲーミング液晶の性能を引き出してのプレイを楽しめる。さらに、フレームレートを優先設定時は、平均フレームレートは275fpsまで伸びるので、ビデオカードの描画負荷が高いマップでも安心だ。また、240Hz駆動のハイエンドゲーミング液晶と組み合わせられる。