このページの本文へ

鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第44回

【鉄板&旬パーツ】舞い降りた漆黒の空冷CPUクーラー! ID-COOLING「SE-226-XT Black」を試す

2022年02月16日 13時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

固定には定番のブリッジタイプを採用

 ヒートシンクの固定には、LGA1700/LGA115x、Socket AM4いずれも取り付けがしやすいブリッジタイプが採用されており、容易に取り付けが可能になっている。ただ、ヒートシンクの固定時に、軸長が150mm程度あるプラスドライバーを用意する必要がある点は忘れないでもらいたい。

LGA1700/115x/1200でバックプレートは共通

Socket AM4用のマウンター。AM4のバックプレートはマザーボード標準装備のものを流用する

ファン固定用のクリップは2基分が付属。当然、ブラックカラーになっている

10.5W/m・kと、付属品としては十分な熱伝導率を備えるID-COOLING「FROST X25」が付属。また、同社のロゴエンブレムも入っていた

Core i7で冷却性能をチェック

 「SE-226-XT Black」の外観チェックに続いて、その冷却性能などを検証していこう。テストにはMTP190Wで、空冷CPUクーラーでの運用を狙えるCore i7-12700Kや、インテル Z690チップセット採用マザーボードのMSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」などを用意している。

バックプレートは、ネジに樹脂スペーサーを取り付けて、マザーボードに仮止めする

ブリッジをネジで固定すれば、ヒートシンク固定の下準備は完了

オフセットデザインなので、メモリーの4枚差しも大丈夫だ

今回組み合わせたMSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」では、VRMヒートシンクとの間に余裕があった。背の高いVRMヒートシンクでない限り大丈夫そうだ

テスト環境
CPU インテル「Core i7-12700K」
(12コア/20スレッド、最大5GHz)
CPUクーラー ID-COOLING「SE-226-XT Black」
(120mmファン、サイドフロー)
マザーボード MSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」
(インテルZ690、ATX)
メモリー G.Skill「F4-3600C16D-32GTZNC」
(16GB×2、DDR4-3600)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro 12GB」
(GeForce RTX 3080 Ti、12GB GDDR6X)
ストレージ Samsung「980 PRO 2TB MZ-V8P2T0B/IT」
(2TB、PCIe4.0 NVMe SSD)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」

Core i7-12700Kを190Wオーバーでテスト

 Core i7-12700Kは、マザーボードで電力制限を外した状態で運用。ストレステストにはCPUがフルロードされる「CINEBENCH R23」に加え、実動作を想定して「3DMark」のストレステスト「Time Spy Extreme Stress Test」と、「Adobe Premiere Pro」を使って動画編集能力を計測する「UL Procyon Video Editing Benchmark」を実行。テスト中のCPU温度などを「HWiNFO64 Pro」で記録している。

無制限となる4096Wの設定でテストした

ファン制御はマザーボードのデフォルト設定で行なっている

テスト中のCPU Package Powerは最大で195.6Wになっていた

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中