ファーウェイのハイエンドタブレット「HUAWEI MatePad 11」には、OSとして「HarmonyOS 2」がインストールされています。「HarmonyOS 2」自体については以下の記事をご覧ください(苦境のファーウェイ、独自OS「HarmonyOS 2」搭載スマホは2021年末に登場へ)。
ユーザーにとって肝心なことは、「Google Mobile Services(GMS)」が入っておらず、「Playストア」の代わりにファーウェイ独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」が用意されていること。そして、「HarmonyOS 2」でも「Google Mobile Services(GMS)」に依存しなければ、Androidアプリが動くということです。
というわけで、今回はHUAWEI AppGalleryを試してみました。率直な感想としては、アプリ数としてはかなり充実しているということです。ただし、「Twitter」「Facebook」などのメジャーアプリがHUAWEI AppGallery内からは見つかりません。アプリ入手のハードルが高いのは事実です。
そこで、アプリ入手性を改善するための救済措置として、「Petal検索」の結果に、Android向けアプリストア「APKPure」の検索結果が表示されます。このリンクをタップすれば、TwitterやFacebookのAPKファイルをダウンロードして、インストール可能です。
ただしダウンロード前に、「サードパーティーのコンテンツに対して、HUAWEI AppGalleryは責任を負いません。」という旨の注意書きが表示されます。あくまでも自己責任で利用する機能ということになります。
もし、「APKPure」経由のアプリインストールに少しでも精神的負担があるのなら、ブラウザー版を利用することをオススメします。「Google Mobile Services(GMS)」に依存するGoogleアプリでも、ブラウザー版であれば問題なく利用可能。UIや操作感、機能などは異なりますが、良好なネットワーク環境下であればストレスを感じることはないはずです。
メジャーアプリ、サービスを利用するにあたっては、「HUAWEI MatePad 11」では一手間、一工夫が必要ですが、いったん環境さえ整えてしまえば、予想以上に快適に活用できます。なにより、本製品はデバイスとしての完成度はファーウェイならではのもの。そこに魅力を感じるのなら、ぜひ一度体験していただきたい1台と言えます。
ファーウェイ「HUAWEI MatePad 11」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約10.95型IPS液晶 |
画面解像度 | 2560×1600 |
サイズ | 約254×165×7.25mm |
重量 | 約485g |
CPU | Snapdragon 865 (1×2.84GHz+3×2.4GHz+4×1.8GHz) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | HarmonyOS 2 |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | リア:約1300万画素/イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 7250mAh |
生体認証 | 顔認証 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | アイルブルー、マットグレー |
市場予想価格(税込) | 5万4780円 |