個人プランにはあって、Voiceプランにないものとは
Apple Musicでは、一時停止や音量のアップダウンなど音楽の再生コントロールをSiriに頼んだり、再生中作品の曲やアーティスト、アルバムの名前をSiriに尋ねることができる。Voiceプランの場合、アプリの画面タップなどよる操作からは「曲送り」ができないため、これをSiriによる操作でする必要がある。もっとも手っ取り早いのは「声による操作」だ。
ところがやはりまわりに人が大勢いる場所などでは、声による操作に少し抵抗を感じてしまうだろう。例えばAirPodsなど、リモコン操作でSiriが呼び出せるワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを使えば、ウェイクワードの「Hey Siri」だけでも省略して音楽再生や検索などのリクエストが伝えられる状態になる。
またはiPhoneの場合、設定から「Siriと検索」を選択、「サイドボタンを押してSiriを使用」をオンにしても良い。先述した「Siriにタイプ入力」も便利だ。
Voiceプランには搭載されず、個人プランであれば楽しめる機能にはほかにもいくつかある。例えばVoiceプランだと「オフライン再生」ができないので、Wi-Fiのない場所で聴く時にはモバイルデータ通信のギガが減る。歌詞表示機能も非対応だ。Apple TVを使ってテレビに歌詞を映して、家族でカラオケを歌ったり、SNSにApple Musicの歌詞を共有する楽しみ方ができない。
Apple Musicで配信されている9,000万曲以上のコンテンツにはVoiceプランからも同等にアクセスできる。Siriによる操作も含めて、Apple Music 1のラジオステーションはOne/Hits/Countryのライブストリーミングが聴ける。Voiceプランは空間オーディオとロスレスオーディオによる再生が選べない。またミュージックビデオの再生もできないようだ。