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16GBメモリー、512GB SSDを採用、各種ベンチマークで実力をチェック

Ryzen 7とRTX 3060で16万円台、144HzフルHD液晶を活かして存分にゲームプレイ可能な15.6型ノートPC「GALLERIA XL7R-R36」

2021年12月13日 11時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

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「GALLERIA XL7R-R36」

 サードウェーブのゲーミングパソコンブランド「GALLERIA」から販売されている「GALLERIA XL7R-R36」は、「Ryzen 7 5800H」と「GeForce RTX 3060」を組み合わせ、16GBのメモリーに512GB SSDを搭載する15.6型ゲーミングノートパソコンだ。リフレッシュレート144Hzに対応したフルHD(1920x1080ドット)ディスプレーを採用し、16万5980円と魅力的な価格設定も魅力。これから本格的にゲームを楽しみたいと考えている人や、持ち運びできるサイズでも性能に妥協したくないと思っている人にはかなり気になる構成のノートパソコンだろう。

 前回は外観周りのチェックを行ったので今回はベンチマークテストを行ない、実力をチェックしてみた。

 まずは試用機の構成を再確認しよう。CPUはZen3アーキテクチャを採用した「Ryzen 7 5800H」で、8コア/16スレッドで動作する。プロセスは7nmで、定格クロックは3.2GHz、ブースト時は最大で4.4GHzまで上昇する。

 AMDのモバイル向けCPUの中ではミドルレンジに位置し、Ryzen 7の中では最上位モデルになる。とはいっても上位のCPUであるRyzen 9シリーズは同じ8コア/16スレッドでクロック数も大きく変わるわけではなく、大きさやコスト、発熱のバランスを考慮すると、Ryzen 9では価格差ほどの性能差はない。また持ち運び可能なノートパソコンで運用することを考えると、Ryzen 7はベストな選択といえるだろう。

CPU-Zで確認すると8コア/16スレッドで動作し、7nmプロセスで製造されているのが確認できる。

Ryzen7 5800Hには「Radeon Graphics」が内蔵されている

  GPUはNVIDIAの「GeForce RTX3060 Laptop」で、6GBのビデオメモリーを搭載している。こちらはゲーミングノートの定番中の定番といえるGPUで、RTX 30シリーズの中ではミドルレンジに位置する。フルHDでのゲームなら余裕でこなせる実力で、多くのゲーミングノートパソコンにも搭載され、実証されている。

GPUコアは最新のGA106、専用メモリーを6GB搭載しているのが確認できる

 搭載メモリーは16GBでデュアルチャネル動作、ストレージはNVMe接続の512GB SSD、ともにカスタマイズで増やすことはできないのが少し残念だが、運用するうえで不満は感じないだろう。また原稿執筆時点での話だが、出荷日数が短く早ければ注文日の翌日には出荷されるようだ。これはカスタマイズの幅が少ないことによる利点といえるだろう。

メモリーやストレージなどのハード部分はカスタマイズできず固定されている。そのためか出荷が早く価格も抑えられていると思われる

 試用機に搭載されているSSDはSamsung製の512GB SSDだった。出荷時期によって変更される可能性があるが、一応転送速度をチェックしておこう。シーケンシャルリードは最大で約3100MB/秒、ライトは1800MB/秒でPCIe3.0接続としては十分な速度だ。

試用機にはサムスン製の512GB SSDが搭載されていた。PCIe 3.0で接続されているのが確認できる。シーケンシャルリードで最大3000MB/秒を超え、性能面では十分だ

 とくにシーケンシャルリードの3000MB/秒オーバーはかなり速い。OSや各種ソフトの起動、エクスプローラでのファイル操作に影響がでるランダムアクセスもかなり速いので、ゲームソフトの起動だけでなくOSの操作も快適に行なえるだろう。

 では、ほかのベンチマークテストもチェックしていこう。なおGALLERIA XL7R-R36に付属するソフトウェア「Gaming Center」で、状況に合わせてパワーモードの切り替えを行なうことができる。外出時にバッテリーの持続時間を気にする場合や、AC接続でとにかくパワーを出したい場合などに、任意で切り替えが可能になっている。今回のベンチマークテスト実行時には、一番性能が出ると思われる「ターボ」モードに設定して測定を実施した。

測定は「ターボ」モードで行なった。バッテリーの持続時間を気にする場合などにすぐに切り替えが可能だ。また同ソフトではキーボードバックライトの設定を行なうこともできる

電源ボタンの左隣りにあるボタンを押すとワンタッチでパワーモードを切り替えることがえきる。

 最初のベンチマークテストは定番の「CINEBENCH R23」だ。レンダリングによるCPU単体のマルチスレッド動作とシングルスレッド動作の性能チェックを行なうことができる。CINEBENCH R23起動時の初期設定になっている連続10分動作での測定を行なっている。

テスト中の様子を、タスクマネージャーとCore Tempを表示して確認した

マルチで12047、シングルで1424はかなりの好成績だ

 また、テスト時にタスクマネージャーとCore Tempを起動させて、テスト中のパソコンの様子をモニタリングした。Ryzen7-5800Hは3.60GHz前後で動作、データ読み込み時には一時的に4.00GHz付近まで上がるが、すぐに戻る。定格クロック以上は安定して出るがCPUのスペック上の最大値である4.4GHzまでの上昇は確認できなかった。

 CPUの発熱はテスト開始直後のデータ読み込み時に一時的に上昇するが、テスト中は85度前後で安定していたので、冷却性能は高いといっていいだろう。

 テスト結果はマルチスレッドで「12047pts」、シングルスレッドで「1424pts」とかなりの好成績だ。モバイル用Ryzenシリーズの中ではミドルレンジに位置するCPUではあるが、性能は最上位クラスといっていいほどまったく不満を感じないレベルになっている。

 マシンの基本的な作業をシュミレートして、実用的な性能を確認できる「PCMark10」もチェック。一般的なソフトの起動や表計算、文章などのビジネス系ソフトや画像や動画の処理を実行し総合的な性能をスコア化し、作業毎の向き不向きも確認することができる。

総合スコアは「6748」、これはかなりいいスコアだ

 総合スコアは「6748」で、ノートパソコンとしてはかなり高いスコアでデスクトップパソコンと見間違うほどのスコアが出ている。各項目をみると、Photo ScoreやApps Score、Rendering and Visualization Scoreなどはとくに高く、5桁まで上がっている。

 これらはCPUだけでなくGPUの性能も大きく影響していると思われ、GeForce RTX 3060との組み合わせで処理能力が大きく引き上げられているのだろう。一部GPUが活躍しそうと思われるPhoto Scoreはほかに比べると伸びてないのが不思議だが約5000のスコアが出ており、ほかの項目をみた後では低く感じるが、それでも実際には高いスコアだ。

 次はGPUの3Dレンダリングのチェックを行なう「3DMark」で、DirectX12で動作する「TimeSpy」を試した。ゲームを行なう上で重要なのはやはりGPUで、場合によってはCPUよりも重要度は高いといえる。

スコアは「8586」とノートPCとしては最上位クラスのスコアが出た

 総合スコアは「8586」、内訳はGPUが「8408」でCPUが「9763」と、ゲーミングノートパソコンとしてはかなりの性能が出ている。これだけのスコアなら内蔵の144Hz対応フルHDディスプレーを活かしてゲームを十分に堪能することができるだろう。

 ベンチマークテストでひととおりのチェックを行なったが、十分に満足できる性能なのが確認できた。Ryzen7 5800HとGeForce RTX 3060 Laptop GPUはともにミドルレンジの製品ではあるが、十分に期待できる性能といっていいだろう。次回はベンチマークテストではなく実際にゲームでの動作チェックを行なって、実力の確認をしてみたいと思う。

試用機の主なスペック
CPU Ryzen 7 5800H(3.2GHz~最大4.4GHz)、8コア/16スレッド
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 512GB SSD(NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、リフレッシュレート144Hz、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1
インターフェース USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1×2、USB 3.2 Gen2 Type-C(DP 1.4対応/PD非対応)、HDMI 2.1、有線LAN、マイク入力、ヘッドフォン出力、SDカードリーダー
サイズ/重量 およそ幅360×奥行244×高さ23.0mm/約2.1kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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