このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

「HUAWEI WATCH 3」レビュー、その実力は!? 第3回

スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」の「体表面温度測定」は何に役立つのか?

2021年12月06日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

体表面温度の変動から何がわかるか?

 HUAWEI WATCH 3として体表面温度測定が何に役立つのかは説明されていないが、一般的に、皮膚温の継続的な記録をするメリットは、「皮膚温の変動」に気づけることと考えられる。気温や衣類、毛布などの寝具といった影響を除けば、皮膚温の変動は、概日リズムや、月経周期、発熱などによって変動する。女性なら、周期的な体調の変化を把握するヒントにつながる。また、性別を問わず風邪などの予兆にいち早く気づくうえで貢献するかもしれない。

 ただし、HUAWEI WATCH 3の場合(もしかすると筆者が検証した範囲で表示されなかった通知などがあるという可能性も捨てきれないが……)、記録したデータからこういった変化を読み解けるかどうかはあくまでユーザー自身に委ねられそうだ。

ご覧の通り、体表面温度の記録は変動が大きく、数日単位での変化を見出すのは至難のわざだ。先述の通り、週や月表示での分析をおすすめしたい

 また、ウォッチのアプリ内にも「結果は参照目的でのみ提供されるものとし、医療の診断目的で使用しないでください」という但し書きが表示される。体調の変化を正確に判断するには、別途目的にあった体温計を利用することを忘れないようにしよう。あくまでも、ウォッチで体表面温度を測定する行為は、「体温計をいちいち出さずに済む」というライフログとしての手軽さの面で、メリットがあるものだと筆者は思う。

 

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
ファーウェイ・オンラインストア 楽天市場店