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シャープ、シンプルなライフスタイル向けスマホ新シリーズ「AQUOS wish」を発表

2021年12月06日 10時00分更新

文● ASCII

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 シャープは6日、5G対応スマートフォンの新シリーズとして「AQUOS wish」を発表。auとソフトバンク(法人向け)から1月中旬以降に発売される。

シャープがエントリークラスに新シリーズ「AQUOS wish」をリリース。「シンプルで飾らないスマホ」がテーマとなっている

ただの安くて性能抑えめのスマホからの脱却
シンプル、ミニマルを志向する人に適したベーシックなスマホ

 AQUOS wishは、価格帯的にはミドルクラスの「AQUOS sense」シリーズよりもさらに安価なエントリークラスに位置づけられるが、単に「安くて性能控えめ」という機能を基準とした価値観ではなく、ミニマル、エシカルといったキーワードとともに「シンプルで飾らないスマホ」を目指しているという。

ただのエントリークラスではなく、シンプルさや新しい時代の価値観に寄り添ったスマホであることをアピール

「AQUOS wish」リリースにあたってのシャープからのメッセージ

シンプルなことに加え、小柄で持ちやすいサイズも採用

 たとえば本体デザインは、華美ではなく優しいマットな手触りの筐体に、世代や性別を問わないオリーブグリーン/アイボリー/チャコールという自然をモチーフにしたカラバリが特徴的。外装にはウォーターサーバーなどで実際に利用された再生プラスチックを35%混合した素材を利用する。プラスチックに再生品を混合した場合、強度面では基本的に同等となる一方、筐体の表面に粒子感などが若干生じるというが、これは塗装の段階での工夫でカバーしているとのこと。また、パッケージについても紙の使用量を削減するため、薄型かつ効率よく組み立てられたものを採用するなど、環境にも配慮されている。

特定のユーザー層をターゲットにしないデザインやカラバリを採用する

再生プラスチックを35%混合した素材を筐体に用いている

 基本スペックは、5.7型液晶(19:9、720×1520)、4GBメモリー、64GBストレージ、13メガカメラ(イン8メガ)、3730mAhバッテリー、防水防塵(IPX5,7/IP6X)、おサイフケータイ、側面指紋センサー、Android 11など。MIL規格18項目準拠のテストをクリアするタフ性能も持つ。エントリークラスでシンプルなスマホを目指しているというだけに性能的には控えめだが、長く安心して使うための要素はしっかりと押さえられている印象だ。

手のひらサイズの本体。解像度は低めなこともあって動作はスムーズ

カメラはシングルとシンプルな仕様

右側面の一番下が指紋センサー

こちらが紙製のパッケージ。小型でかつ簡単にバラせるようになっている

 また、画面解像度が720×1520と控えめに見えるが、その分だけバッテリーの持ち(CPUへの負荷に加え、同じ画面の明るさを実現するのにバックライトの明るさを減らせる)や操作時のレスポンスが良くなる点といったメリットがあるという。OSのバージョンアップについては2年間、最大2回をサポート。セキュリティアップデートは現在のAQUOSスマホでは3年間提供しているが、「環境負荷を減らすためにはライバル(iPhone)のようなより長い期間のサポートが必要なのでは?」というメディアからの質問に対しては、「業界の動向を見ながら検討したい」と解答した。

「AQUOS wish」の主なスペック
ディスプレー 5.7型液晶(19:9)
画面解像度 720×1520
サイズ 約71×147×8.9mm
重量 約162g
CPU Snapdragon 480 5G(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC
OS Android 11
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 約1300万画素、イン:約800万画素
バッテリー容量 3730mAh
生体認証 ○(指紋)
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 ○/○(IPX5,7/IP6X)
USB端子 Type-C
イヤホン端子
カラバリ オリーブグリーン、アイボリー、チャコール
発売時期 1月中旬以降
 

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