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新車を買った情報2021 第89回

続・愛のムカ着火ファイヤー ざるそば一人前への挑戦

2021年11月28日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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ムカは火力調整の効かない暴れん坊だった

 この日の気温は9℃。風速4m/s。沸かす直前の水温を測り忘れてしまったのですが、水をくんだ家の水道水は10℃ちょっと。多分それくらいの温度だったはずの水が沸騰するまでに7分46秒。ちなみに室温で無風なら、20℃の水が6分前後で沸騰することを確認しています。風防のおかげでか、屋外でもさほどパフォーマンスは落ちていないようです。

 さて、ここでもっとも大事な再沸騰までの時間は、40秒。さすが4000kcal/h、黙って見ていたら火力調整が間に合わない程度に早い。火力調整が間に合わないと、吹きこぼれてバーナーの火が消えてしまうので要注意。実際、私は何度もやっています。

 なにしろ火力調整がやりにくい。ノブを回して実際の火力に反映されるまでのラグが大きい上に、そもそも火力の調整範囲が狭く、弱火が効かないというムカの特性もあります。おまけに燃焼中の「Run」ポジションから慌ててノブを早回しすると、勢いで消火の「Air」まで回ってしまうことも。吹きこぼれて火が消える前に、自分で消しちゃうわけです。これも私、やりました。

 ならばいっそバーナーの火力調整を諦めよう。再沸騰が始まったら鍋を熱源から浮かせて調整すればいいじゃないか。麺を入れたら鍋の取手をつかみ、再沸騰は来るのか、来ないのか、さあさあさあと腰をかがめて待つ。それで乗り切っております。

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