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こんな所までこだわるの!? GALLERIA(ガレリア)の品質向上の取り組みを徹底取材! 第3回

品質や効率化の向上のために、スタッフの意見を常に聞いて都度柔軟に改善!

サードウェーブのBTOパソコン製造現場に潜入! 製造の品質や効率を徹底的に上げるための数多くの工夫を聞いた

2021年11月26日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

提供: サードウェーブ

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徹底した静電気対策でパーツを守る
作業のジャマになりがちな社員証は首から下げない方式へ

 静電気に弱いパーツを多数扱うため、ユニフォームは静電防止のものを採用。また、社員証がブラブラして作業のジャマにならないよう、胸の位置にマジックテープで貼り付けられるものへと変更された。

 「セキュリティーのため、入退室にはセンサーへ社員証をかざす必要があるのですが、この社員証が意外とジャマになっていました。以前は首から下げるようにしていたので、シャツの中にしまい忘れていると、作業中にブラブラしてしまいます。これを改善するため、新しいユニフォームからは簡単に着脱できるマジックテープを採用しました。これならブラブラすることもありませんし、少し遠い位置のセンサーにかざす時でも手を伸ばせば届きます。何より首が引っ張られることもありません」(堀内氏)

帯電防止となっているユニフォームは、全員が着用。静電気による影響がないよう配慮されている。また、胸元の社員証は、マジックテープで着脱が可能。首から下げる必要がなくなり、扱いやすくなった

 これ以外にも、靴にも静電気対策が施されたものを採用。作業前には必ず帯電度チェッカーで確認し、パーツへ影響がないよう徹底されていた。

帯電度チェッカーが作業場所の近くに設置されていた。ここに乗ってセンサー部に触れると、帯電しているかどうかがわかる

 この取材をとおしてわかったのが、1つ1つは小さなコダワリ、小さな改善であっても、これらが積み重ねられていくことで、高い製造品質、そして製造スピードの向上につながっているということ。

 社員教育・育成による技術の向上はもちろんだが、作業者の技量だけに頼らない支援システムの活用、そして、このシステムを自社開発することで柔軟に対応できるようにしているというのは、他社ではなかなか真似ができない強みだといえるだろう。

 製品開発はもちろんのこと、パーツ選定や組み立てまで、細部にわたりコダワリを持って作られているサードウェーブのBTOパソコン。製造現場を見学したことで、信頼できるパソコンだという思いがさらに強くなった。

 次回は組み立て工程から先の作業となる、OSやアプリのインストール、動作チェック、そして梱包についてをお届けする。

(提供:サードウェーブ)

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