クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」の技術を活用して開発予定

セガ、次世代戦略タイトルの創出に向けてMicrosoftとの戦略的提携を検討開始

2021年11月01日 14時40分更新

文● Zenon/ASCII

 セガとマイクロソフトは11月1日、セガの次世代戦略タイトルの創出と、次世代開発環境の構築に関する戦略的提携の検討を進めることを合意した。

 セガの代表取締役社長COO・杉野行雄氏と、マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデント・サラ ボンド氏のコメントもあわせて掲載する。

以下、リリースより。

 セガとマイクロソフトは今後、セガの中長期重点戦略において「Super Game」と掲げている大型グローバルタイトルの創出に向け、クラウドプラットフォームMicrosoft Azureにおいてマイクロソフトのさまざまな技術を活用してタイトル開発を進めていくこと、ならびにマイクロソフトが保有するソリューションを活用しセガの次世代開発環境の構築を進めていくこと、を主軸とする戦略的提携の検討を進めていくことに合意いたしました。

 近年、5Gとクラウドサービスの本格展開が始まり、インターネットに接続する世界中のすべての人々がいつでも手軽に高品質なエンタテインメントコンテンツを楽しむことができる土壌が整いつつあります。

 そうしたなかにおいて、ゲーム産業を取り巻くエコシステムはグローバルレベルで急速に進化・拡大し、その莫大なコミュニティに対する人々の関与の仕方が多様化していくなかで、ゲーム自体が次世代の一大メディアとして大きく台頭して来ております。

 今後、そうした動きがさらに加速して行くことが予想されるスケールする世界を見据え、セガは中長期的な成長戦略として、「グローバル」「オンライン」「コミュニティ」「IP活用」をキーワードとして掲げ、革新的なタイトルの開発を進めております。

 このセガのSuper Gameの開発に向け、とくに、グローバルに対応したオンラインサービスの提供に必要なネットワークインフラやコミュニケーションツールの構築といった領域において、クラウドプラットフォームMicrosoft Azure上でのマイクロソフトが保有するテクノロジーの活用や、さらなるテクノロジーの進化に向けた相互協力、さらにワークスタイルの多様化など日々変化するセガの開発環境を次世代型のものに移行していくために、両社間で技術的な提携を検討していくことに合意いたしました。

セガ 代表取締役社長COO 杉野行雄氏のコメント

 本日、セガのSuper Gameの開発、並びに先進的なゲーム開発環境の構築にあたり、マイクロソフト様との間で戦略的提携の検討を進めることを発表することができ大変喜ばしく思います。

 セガが持つゲーム開発力とマイクロソフト様が保有する最先端のテクノロジーや開発環境の構築といった分野において、相互に協力関係を築くことで、世界中のゲームファンにお楽しみいただけるゲーム開発をさらに進めてまいります。

マイクロソフト コーポレートバイスプレジデント サラ ボンド(Sarah Bond)氏のコメント

 セガ様は、ゲーム産業における象徴的な企業であり、長年に渡り、私たちの掛け替えのない大切なパートナーです。このたび、セガ様の新しい挑戦に、マイクロソフトのクラウド テクノロジーを活用してご一緒できることを大変楽しみにしています。

 セガ様とゴールを共有し、ゲームファンの皆さんに、より多くの新しい価値を一緒に提供していけるよう努めていきます。

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