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kintoneで各医療機関へのワクチン数量分配のオペレーション業務を効率化、広島市にて2週間でシステムを構築

2021年10月13日 16時30分更新

文● ASCII

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 サイボウズは10月13日、広島市が管理する各医療機関への新型コロナウイルスワクチン数量確認システムとして「kintone(キントーン)」が導入されたと発表した。

 広島市では5月より各医療機関からのワクチン希望数量のとりまとめをメールで受け付け、表計算ソフトで管理をしながら数量の最終確認を電話で行なっていた。ワクチンは医療機関に届いた翌日には接種されるため、数量を間違えられないという責任が伴う業務だが、1日あたりおよそ100件の医療機関からの問合せ対応はオペレーションミスにも繋がりかねないと考えて早期改善が求められた。

 ローコード・ノーコードで簡単にシステムをデザインできるkintoneを活用し、2週間で広島市が理想とするシステムの構築と早期導入を実現。システム導入により、ワクチンの希望数量を各医療機関から直接入力・共有できるようになることで申込漏れを防止。リアルタイムで情報を確認できるので職員による数量の最終確認などの電話対応が削減され、オペレーションミスを回避して効率的に必要なワクチンの数量分配が可能になっったとしている。

 2週間という短期のシステム構築にもかかわらず広島市での申し込み状況や数量の確認などの業務効率化に活用されているという。なお、本システム構築はNTTデータ中国が行なった。

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