スクウェア・エニックスの魅力が詰まったタイトル目白押し!

『FFオリジン』や『チョコボGP』など、TGSでも発表されたスクウェア・エニックスの新作タイトル8本を先行体験!

2021年10月05日 18時30分更新

文● イチえもん&Zenon 編集●ASCII

『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』

 続いて紹介するのは、『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』のインプレッション。本作は『FINAL FANTASY VII』(以下、FF VII)の世界観をベースにしたバトルロイヤルシューターで、iOS/Android向けとなっている。2021年10月に事前登録、2021年11月に配信予定。

FF×バトルロイヤル! スマホ向け『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』を先行体験してきた

 FF VII以前のミッドガルを舞台に、ソルジャー候補生たちが最後の生き残りをかけて戦うといった内容。エリアの降下から武器の獲得、バトルと、基本的な流れは既存のバトルロイヤルシューターと同様だが、FF VIIの世界でバトルロイヤルを体験すること自体が本作の醍醐味といえるだろう。

 主な武器は銃器と剣、マテリア(魔法)。銃器とマテリア(魔法)については現地調達だが、剣は初期装備となっている。戦闘自体は従来のバトルロイヤルシューターと似ているが、大きな違いは魔法の存在だ。攻撃魔法だけでなく、回復魔法、サポート魔法とあり、ソロはもちろんチームを意識した戦略が可能なのだ。

 加えて、本作には経験値の概念があり、敵ソルジャーやFFでおなじみの敵を倒すことで経験値を獲得できる。経験値を貯めるとレベルアップができ、HPアップやスキルの強化などが見込めるというわけだ。RPGの要素を取り入れる点もFFらしい。レベル差をつけて相手を圧倒する面白さもあるかもしれない。

FPS視点によるADS(覗き込み)も可能

FFで見かける魔法も使える。魔法はマテリアを拾うことで使用できるようになる

倒した敵から戦利品を回収。このあたりは従来のバトルロイヤルシューターと同じだ

FFシリーズでおなじみの敵も。経験値やアイテムがもらえるので見つけたら倒しておきたい

乗り物もあった。上記画像のバイクのほかにも、FFらしい"あの"乗り物も……?

 グラフィックの質も高く、これが基本プレイ無料とは到底思えない。いざ試遊してみると手の汗でスマホを濡らしてしまうほどに熱中してしまい、プレイ後の満足度はかなり高かった。今後の動き次第ではあるが、本作の大会が続々と開催される未来を垣間見たような気がした。

【ゲーム情報】

タイトル:FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER/ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー
ジャンル:バトルロイヤル
配信:スクウェア・エニックス
開発:エイチーム
プラットフォーム:iOS/Android
配信日:2021年予定
価格:基本プレイ無料(アイテム課金型)

(試遊&文●イチえもん/ASCII)

『Life is Strange: True Colors(ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ)』

 筆者が最後に体験したのは、アドベンチャーゲーム『Life is Strange: True Colors(ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ)』。『Life is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』シリーズの最新作で、超能力を持つ若者の成長と葛藤を描く青春ドラマが特徴だ。プラットフォームはPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、PC(Steam)で、国内の発売日は未定(海外では販売中)。

 最新作となるLife is Strange: True Colorsの主人公は、人の感情に触れられる能力を持つ「アレックス・チェン」。試遊では、彼女を操作して自然があふれる田舎町を探索しつつ、登場人物たちとのふれあいを体験できた。Life is Strangeシリーズの醍醐味は登場人物と会話をすることにある。登場人物の心境やバックボーンを把握できるとともに、途中で発生する選択肢によってストーリーの流れが変わることもあるからだ。

自然があふれる田舎町を舞台にした青春ドラマが描かれる

 もう1つの醍醐味は、主人公が持つ超能力だ。シリーズ同様、突如覚醒した超能力もストーリーに影響をおよぼすカギとなっている。今回は序盤だったので超能力のすべてを体験できなかったが、人の感情にまつわる超能力がどのような効果なのか、はたまたストーリーにどう影響するのかが気になるところ。

主人公はアレックス・チェン。相手の心に触れられる能力を持っている

長年疎遠だった兄・ゲイブと再会

相手の心の中に触れ、隠された本音を聴くことも可能

 映画や海外ドラマを彷彿とさせるストーリーテリングも見どころの1つ。映画や海外ドラマを見る感覚でストーリーに没入できるので、アクションが苦手な人も気軽に楽しめるはずだ。ちなみに、今回プレイした試遊版は日本語音声に対応しているので、洋画・海外ドラマは吹き替えという人も満足するのではないだろうか。とにかく、本作は重厚なアドベンチャー体験がしたい人にオススメだ。

【ゲーム情報】

タイトル:Life is Strange: True Colors(ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ)
ジャンル:アドベンチャー
販売:スクウェア・エニックス
開発:Deck Nine Games
プラットフォーム:PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Steam)
発売日:未定
価格:未定
プレイ人数:1人
CERO:D(17才以上対象)

(試遊&文●イチえもん/ASCII)

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう