肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第722回
和風な「明太マヨモチ」も新登場
ドミノ話題のピザご飯、新作の北海道チーズたっぷりピザライスボウルは限りなくドリアに近くおいしかった
2021年09月03日 20時00分更新
みなさま、こんにちは、アスキーのナベコです。都内では急に肌寒くなって困っています。厚手のパジャマ出してきちゃいました。
ピザライスボウルを知っていますか
ピザライスボウルをご存知でしょうか? デリバリーピザチェーン「ドミノ・ピザ」が今年5月からレギュラー販売を開始した「ピザ×日本食」の新感覚ピザ。国産米を使ったバター風味ライスの上に、100%モッツァレラチーズやピザのトッピングをのせて、オーブンで焼き上げて仕上げる「ピザライスボウル」。ライスにバターだけではなくチキンブイヨンの香りとコクをプラスすることでピザの味とうまくマッチングさせたとのこと。
最初にその存在を知った時には、個人的には「ピザはピザ屋、飯は飯屋」みたいな気持ちがあったから、ピザ屋のご飯は売れるかと懐疑的でした。が、実際に食べてみると個食サイズで一人で食べるにはちょうどいいし、ピザを食べたいという気持ちとご飯を食べたい気持ちの両方が満たされ(矛盾する二つの気持ちが混ざっている時あるじゃないですか)、何より価格が、キャンペーン利用でテイクアウト500円~と、とても手頃なので、普段はピザチェーンな利用しない人にとっても気安いのではと感じました。
実際にその手頃さが受けて販売後、評判もよく、売上も好調だそうです。 この秋からは新メニューとして「ピザライスボウル 北海道3チーズ」「ピザライスボウル 明太マヨモチ」も加わりました。
新作の「ピザライスボウル」は「北海道3チーズピザ」と「明太マヨモチ」
チーズたっぷりのピザご飯と、和風のピザご飯。どちらも気になってさっそく試してみました。
「北海道3チーズ」は、もともとは北海道エリア限定で発売していたピザメニューで、人気を受けて「クワトロ・ニッポン」で全国デビューした経緯があります。北海道産チェダーチーズ、北海道産ゴーダ、北海道産カマンベールチーズに、ホワイトソースとアスパラの組み合わせた北海道の味を贅沢に詰め込んだトッピング。これをバター風味ライスとモッツァレラチーズとあわせてピザライスボウルに仕立てています。
フォークですくい上げるとチーズがみにょ~んと伸びます。チーズが売りな商品だけに、チーズたぁっぷり。口に入れると、とろとろまろやかクリーミー。
ピザライスボウルの中でもドミノ・デラックスなどトマトソースのものは明確に「ピザ!」といった味なのですが、 こういうホワイトソースを使ったピザライスボウルは、もう明確に「ドリア! 」。 まるでファミリーレストランで少しお高めなドリアを食べているようです。ポイントは少しお高めな、というところ。普通のドリアではなくて、チーズがたっぷりの特別仕様のもの。そんなドリアに感じます。
チーズの層が厚くご飯と、体感的に2:1位でご飯:チーズと重なっているような感じ。1/3くらいチーズに感じるってすごくないですか。
所々に散らばったアスパラのモキュモキュ食感がアクセント。たまに溶けかかったカマンベールチーズの塊がゴロッと入ってきます。タバスコで酸味を加えても美味しくいただけますよ。
「ピザライスボウル 明太マヨモチ」は、日本人が大好きな明太マヨネーズとお餅の組み合わせに、ジューシーな味わいの粗挽きソーセージ、コーン、アスパラ、さらに海苔がトッピング。ピザライスボウルでここまでは和風に振ったものはなかったので、和系のピザが好きな人にとっては注目です。
ご飯の上にお餅とチーズが乗ってるって、罪悪感があります。カロリーたっぷりの組み合わせですよね。お餅は薄くスライスされていて柔らかくなってます。場所によっては、餅がカタマリで入ってきて、口の中が餅で一杯になります。食べ応えがたっぷり、腹持ちも良いのでしっかり食べたい方にちょうど良いでしょう。
こちらもトマトソースではないので 「ピザ!」というよりちょっと不思議な新ジャンルご飯。ご飯はバターライスで、チーズに、具材は明太子、餅、コーンなど。まるでもんじゃ焼きの具材みたい! お肉(粗挽きソーセージ)ものっているし、アスパラの食感もあって、 色々な物をのせた新しいジャンクフードといって差し支えないのではないでしょうか。
どちらも「ピザ!」っぽくなくてユニーク
とりあえずビールがほしくなった
新作「ピザライスボウル 北海道3チーズ」「ピザライスボウル 明太マヨモチ」は 、「北海道3チーズ」がチーズたっぷりクリーミーで、チーズ好きにピンポイントなドリア風な一品。もう一方の「明太マヨモチ」はお餅も入った食べ応え満点の商品。どちらも、ものすごいピザっぽいかというとちょっと違う路線です。ピザと共通するのは、食べ終わった後にものすごく喉が書いて、思わずコーラもしくはビールを流し込みたくなりところ。あー、ビール飲みたいなあ。
新作以外にも、 ピザライスボウルには「ドミノ・デラックス」「ガーリック・マスター」「炭火焼チキテリ」「高麗カルビ」「炭火焼ビーフ」があり、全7種類。曜日替わりでテイクアウト500円キャンペーンもやっているので、テイクアウトは狙い目ですよ。
ピザライスボウルはまったく新しいカテゴリー
あらためて、ピザライスボウルはピザを再現したご飯というより、まったく新しいひとつのカテゴリーであると気が付きました。必ずしもピザの味であるとは限らない。場合によってはドリアに近いし、 「明太マヨモチ」なんかは食べたことない新ジャンルの印象に仕上がっています。それに対して文句を言う人が少ないのがミソ。
ピザライスボウルは、一人でも気軽に注文できるのが強みではありますが、ドミノは従来にも「ピザサンド」など一人向けのメニューを出しています。一人向けであるということだけがピザライスボウルの魅力ではありません。ピザチェーンが生み出す斬新なご飯メニューというところで、従来とは違った客層にもリーチし、作る側としてもドリアやパエリアのような既存な料理カテゴリーに縛られずにメニュー展開できるため、自由度高く切り込んでいける開拓地なのです。
なるほどとドミノの戦略に舌を巻きつつも、なかなか外に行きづらく外食しづらい今だからこそ、手頃な価格で楽しめるフードで目新しいものが出てくると、日々の生活にタバスコのようなアクセントが効いて面白いものですよね。基本どのメニューも共通して味が濃いのでパエリアのようにお酒のおつまみとして食べるのも悪くないですよ。
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