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「ZEFT R26M」なら事前に検証ずみでTPMも有効に、Windows 10へのダウングレードも可能!

Windows 11に“そのまま移行”できるPCとは? パソコンショップSEVENとASRock原口氏に聞く!

2021年09月02日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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Windows 11対応PCは顧客からの問い合わせをまとめた、
使い勝手とコスパを重視した1台

──本日はよろしくお願いします。Windows 11の発売を待ってパソコンを買い替えようと考える人も少なくないと思いますが、この時期にWindows 11対応パソコンを用意した狙いはどこにありますか?

中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):Windows 11に関して、マイクロソフトさんがWindows 10からの無償アップグレードを用意するというお話なので、そこをお客様にしっかりと説明することをできれば問題ないと考えています。プレイしたいゲームがあったり、長引く在宅で仕事の効率を良くしたいなど、今パソコンが欲しい方は少なくないはずです。そうしたお客様に、Windows 11の発売を待つ必要がないことをアピールできるパソコンが、このZEFT R26Mだと思っています。

ミドルタワー型ケースを採用したZEFT R26M。外観は黒一色で、左側面は強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ

──ただ、ユーザー自身の手でOSをアップグレードするとなると不安を感じる人も多いかと思いますが、そこはどういった対応をされるのでしょうか?

中嶋氏:そこは懸案事項ではあったのですが、Windows 7や8からWindows 10への無償アップグレードを、多くの方がご自身で行なわれたと思います。今回は2度目ということもあり、Windows 11へのアップグレードを皆様がある程度イメージできるのではないではないでしょうか。

 ただ、Windows 10へのアップグレードの際にはキャプチャーカードなどが動かなくなったという話も耳にしましたが、今回のZEFT R26Mであれば、Windows 11での動作確認もプレビュー版ではありますが行なっていますので、初心者の方でもWindows Updateを行なうような感覚で、Windows 11にアップグレードできるはずです。

──では、今回のZEFT R26Mは、長年PCを使ってきたような方を対象にしたパソコンなのでしょうか?

中嶋氏:仕様に関しては悩んだ点なのですが、「パソコンを長い間買い替えてなかったけど、今回新しく購入するにあたりどれを選べばよいのか」という問い合わせをお客様から受けることがあります。今回、そういったお客様が安心して購入できるパソコンというコンセプトも実はあります。

──具体的にはどのあたりの仕様が、そのコンセプトに基づいているのでしょうか?

中嶋氏:最近では光学式ドライブを搭載しないケースが人気で、弊社では外付けドライブを用意しております。ただこれは最近の話でして、長くお使いいただいていた方々からの要望として光学ドライブの需要は非常に高く、ZEFT R26Mでは内蔵しました。

 また、「電源ユニットだけはいいものを使いたい」とお話しをうかがうことも少なくありません。標準ではBRONZE認証の600W電源を搭載しておりますが、カスタマイズでGOLD認証を受けたAntec製の650Wモデルを用意しています。

 電源の要望ほどではございませんが、マザーボードに耐久性を求めるお客様もいらっしゃいます。そこで、ZEFT R26Mはカスタマイズで、品質の高いASRockさんの「B550M Steel Legend」をお選びいただけます。ですので、ZEFT R26MはWindows 11に対応したパソコンではあるのですが、お客様のニーズに応えたパソコンでもあります。

フロントパネルにはUSB 4系統用意されているほか、5インチベイには光学ドライブが標準搭載されている

電源ユニットはAntec製の定格出力650Wのもの

ZEFT R26MならWindows 10へのダウングレード可能
事前にTPMを有効に、安心してアップグレードができる!

──なるほど、ではZEFT R26Mのアドバンテージはどこにあるとお考えですか?

西川 龍氏(以下、西川氏):Windows 10が発売された当初は、使い慣れたWindows 7、Windows 8からのアップデートを少し待てばよかった、というご意見をいただくこともありました。Windows 11の発売当初のユーザーさんの評価は分かりませんが、旧バージョンに戻すロールバック機能が用意されています。Windows 10が標準搭載されたZEFT R26MでWindows 11にアップグレードしてみて、何か不都合があればWindows 10に戻して使用するといったことも可能です。

 当然、Windows 11標準搭載モデルではWindows 10は利用できませんが、ZEFT R26Mであればどちらも利用できるのはメリットではないでしょうか。

原口 有司氏(原口氏):お話にも挙がりましたとおり、目当てのゲームをより快適に今すぐプレイしたいと考える方は多いと思います。とくに、この秋にはビッグタイトルのゲームが多く発売されますし、Windows 11の発売を待てないという方がほとんどではないでしょうか。そういった方が、ゲームを楽しみつつ、いずれWindows 11にアップグレードしようと考えた際に、安心して行なえるのが、このZEFT R26Mなんだと思います。

中嶋氏:ゲームプレイをメイン用途に据える方というのは、OSの発売後すぐにアップグレードするわけではないと思います。とくに弊社での問い合わせでは、「パソコンのスペックはそこそこでいい」というのが非常に多いです。この“そこそこ”というのが、お客様それぞれで異なってくるのが問題ですが、共通していえるのは、そういったお客様の多くが、長期間の使用を望んでいらっしゃることです。

 そこで、ZEFT R26MではビデオカードにGeForce RTX 3060 Tiを用意しました。さすがにコアなゲーマーには物足りないかもしれませんが、GeForce RTX 3060 Tiであれば、フルHDでそれなりに長期間に渡って快適にプレイできると思います。

ZEFT R26Mの内部の様子

ビデオカードにはGeForce RTX 3060 Ti採用モデルを装備

──Windows 11のアップグレードにあたり、ユーザーが苦労するのはどこだと思いますか?

原口氏:やはりTPMではないでしょうか。弊社では、Intel X299マザーボードなど向けにTPMモジュールを用意しておりまして、それがWindows 11で必要なのかどうかという問い合わせを非常に多くいただきます。

 結論からいうと、今はソフトウェアTPMなので必要ないのですが、ただ現行のマザーボードでも、Windows 11を導入するには、UEFIからTPMを有効に設定しておく必要はあります。ですが、現在、デフォルトはTPMが無効に設定されていますので、Windows 11に合わせて、アップデートでデフォルト設定を有効に変更する計画があります。

──ZEFT R26Mに使用されているB550M Steel Legendもデフォルトは無効なんですよね?

原口氏:はい。現在は無効ですね。

中嶋氏:はい。ただZEFT R26MではTPMの設定を有効にして出荷しますので、お客様が変更していただく必要はありません。もちろん、TPMが有効なままWindows 10を使用していただいても問題はありません。また、これは今すぐにというわけではありませんが、ほかのモデルについても、Windows 11へのアップグレードに関して、お客様の手間が少しでも減ればと考えまして、順次、TPMの設定を有効にして出荷するようにしていく予定です。

ZEFT R26Mでは、B550M Steel LegendのTPM設定が有効に変更されている

──TPM以外でWindows 11のアップグレードで問題になる点はいかがでしょう。

原口氏:あとは、Windows 10のインストールを行なう際に、ブートモードでレガシーBIOSモードを選んでしまっていて、Windows 11にアップグレードできないということは起こり得ると思います。

中嶋氏:その点も、ZEFT R26MであればUEFIモードでWindows 10をインストールしてありますから、そういったトラブルも起こることはありません。とくに初心者の方ですと、UEFIを起動して、設定変更するというのはかなりハードルが高いと思います。

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