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Windows 10を採用しつつWindows 11の動作確認ずみで安心してアップグレード可能

Ryzen 7&RTX 3060 Tiのちょうどいい性能と価格が魅力、最新タイトルの快適プレイも可能な高コスパゲーミングPC「ZEFT R26M」

2021年10月07日 13時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT R26M」

 マイクロソフトが米国時間の10月5日に、パソコン向け最新OS「Windows 11」をリリースした。どのようなOSか気になっている人も多いと思うが、ゲーマーにとっては、最新OSはプレイするタイトルによって最適化されているか気になるため、様子見という人も少なくないだろう。

 パソコンショップSEVENが販売する「ZEFT R26M」は、Windows 10を搭載しつつ、Windows 11の動作確認も実施したゲーミングデスクトップパソコンだ(関連記事)。最新のゲーミング性能を持ちながら、Windows 10を搭載し、安心してWindows 11に無償アップグレードできるのが特徴となる。

 では、このZEFT R26Mというモデルは、いったいどのようなマシンなのだろうか。快適にゲームを遊ぶことができるスペックを備えているのかどうかなど、詳しくみていこう。

ZEFT R26M
https://pc-seven.co.jp/spc/12822.html
23万780円(10月6日現在)

使用機の主なスペック
CPU Ryzen 7 5800X(定格クロック3.8GHz~最大クロック4.7Hz)、8コア/16スレッド、L3キャッシュ容量32MB
CPUクーラー 虎徹MarkII SCKTT-2000
グラフィックス GeForce RTX 3060 Ti
メモリー PC4-25600 16GB(DDR4-3200 SDRAM、8GB×2)
ストレージ 500GB M.2 SSD(Western Digital WD Blue SN550、NVMe)
マザーボード ASRock B550M Steel Legend(標準変更品)
内臓ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
電源 Antec NeoECO Gold 650W(標準変更品)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
PCケース Thermaltake Versa H26 Black
OS Windows 10 Home(64bit)

8コア/16スレッドのRyzen 7 5800Xを採用
GPUはフルHDに適したRTX 3060 Tiを搭載

 まずは、ZEFT R26Mのスペックから紹介していくと、CPUには「Ryzen 7 5800X」を採用。このRyzen 7 5800Xは、8コア/16スレッドタイプのCPUで、ベースクロックは3.8GHzながらも、「Precision Boost 2」という機能により、4.7GHzまで上昇する。

CPU-Z(Version 1.97.0)の実行結果

 なお、CPUクーラーには、サイズの「虎徹MarkII SCKTT-2000」を備えており、空冷タイプながらも動作音はかなり抑えめ。実際にゲームをプレイしていても、その動作音は聞こえてこないほどだ。

CPUクーラーはタワー型の空冷タイプとなるサイズの虎徹MarkII SCKTT-2000を採用

 GPUには、NVIDIAが最高画質設定で1920×1080ドットによるゲームプレイを想定しているのAmpere世代の「GeForce RTX 3060 Ti」を採用。今回試用したマシンでは、ビデオカードには、GIGABYTEの「GeForce RTX 3060 Ti EAGLE OC 8G」が用いられており、「WINDFORCE 2Xクーリングシステム」と呼ばれるオリジナルクーラーが装着されている。

GPU-Z(Version 2.42.0)の実行結果

 このWINDFORCE 2Xクーリングシステムは、100mm角相当の2基のファンから構成されている。これらのファンは、ブレードに5本の線状の突起が施されたユニークな形状をしており、GIGABYTEによると従来の形状と比べてエアフローが向上するという。また、これらのファンは、片方が時計回り、もう一方が反時計回りで回転しているのもユニークだ。

ビデオカードは、試用機ではGIGABYTEのGeForce RTX 3060 Ti EAGLE OC 8Gが利用されていた

 マザーボードは、AMD B550チップセットを搭載したASRockの「B550M Pro4」が採用され、Wi-Fi 6に対応した無線LANも装備。microATXフォームファムターのマザーボードだが、デュアルGPU環境を利用する人も少ないことから、拡張性でさほど困ることはないだろう。サウンドアプリケーションとして、マザーボードに付属する形で「Nahimic」(Version 1.4.15)が用意され、ヘッドセット接続時には、バーチャルサラウンドなどが利用可能だ。

サウンドアプリケーションとして、マザーボードの付属アプリケーション「Nahimic」が利用可能

 また、システムメモリーは8GBのDDR4-3200 SDRAMを2枚実装され、容量は計16GBとゲーミング用途では十分といえる。ストレージには、WesternDigital製「WD BLUE SN550」シリーズの500GBモデルを搭載し、NVMe接続で高速なデータ転送も期待できる。

CrystalDiskInfo(Version 8.12.8)の実行結果

 電源ユニットには、80PLUS GOLD認証を受けた定格出力750WのCorsair製「RM750」を採用。Ryzen 7 5800XのTDP(熱設計消費電力)が105W、RTX 3060 TiのTGP(総消費電力)が200Wなので、750Wで十分な容量を備えているといっていいだろう。

 なお今回の試用機では、OSはWindows 11 Homeがインストールされていた。いまのところゲームをプレイしてもとくに問題は起こらなかったので、もしWindows 11にアップグレードにしようと決心がついた際も、快適に動作してくれそうだ。

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