乗せるだけでノートPCのキーボード上にA4サイズの空間が出現
実際にThinkPad X1 NanoとLIFEBOOKムサシの両方にnosettyを置いてみたが、極めて安定設置できた。いつもごちゃごちゃして、論理的な広さと物理的な広さに大きなギャップのある筆者のデスク上では、時にメモ書きもできない場合もある。そんな時でも使っているノートPCのキーボード上にA4サイズの空間を確保できることは、極めて貴重だ。
自宅以外の出張先のホテルの部屋や、一般的に狭い折り畳みテーブルしかない移動中の新幹線や飛行機の中でも、重宝すること間違いなしだ。長く続く予感のリモートワークでは、リビングやダイニングテーブルでの作業も気分転換には良さそうだ。nosettyを活用すれば自分の縄張りではないワールドでもこじんまりと遠慮がちにスペースをフル活用できそうだ。
筆者は気合と年季の入った“赤ポチ”(TrackPoint)ユーザなので、実はLIFEBOOKムサシの標準ポインティングデバイスであるタッチパッドは苦手だ。そんな時にもnosettyは、役に立ってくれる。LIFEBOOKムサシのキーボードの上にnosettyを乗っけて、その上にBluetooth接続のThinkPad TrackPoint Keyboard IIを2段重ねで乗っければ、もう気分は100%ThinkPadだ。
そんな遊びにハマっていたら、先日衝動買いしたLenovo Yoga Tab 13をnosettyに乗っけても、おもしろそうだと気づいた。
筆者がやってみたかったのは、LIFEBOOKムサシと“モバイルモニター機能”を備えているYoga Tab 13を、HDMIケーブルで繋ぎ、Windows 10の拡張モードディスプレー共有を設定して省スペース配置をすること。実現方法は極めて簡単だ。
LIFEBOOKムサシのディスプレーの下のキーボード上にnosettyを敷いて、その上にYoga Tab 13を重ね置きする。これで上下に2枚の13インチディスプレーを1枚の縦長18インチのモニターとして使える。コロナ禍のリモートワーク用DIYスペースセーバーデュアルモニターシステムだ。
実際に使ってみるとこれが予想外に有意義なのだ。以前、当コラムでもご紹介したASUS Zenbook Duo(https://ascii.jp/elem/000/004/015/4015173/)のデュアルディスプレーより、表示空間がリッチなのだ。残念ながらキーボードはnosettyを乗っけてるので同時には使えない。しかしBluetoothマウスなどを併用すれば、使い道は意外に多い。この際、音声入力にもチャレンジしてみるのも良いだろう。
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