日本市場を重視するシャオミ
グローバルで展開するシャオミは、中国向け以外のグローバル製品はほとんどが世界共通仕様で、Red Mi Note 10 JEのように特定の国に絞った商品は日本向けしか作っていない。なぜ、シャオミはここまで日本市場に熱心なのか。
「ようやく世界で2番目メーカーになったが、 目標は世界ナンバーワンだ。世界で一番になるには、あらゆる市場に入っていかないといけない。日本はユーザーの習慣や規制、キャリア主導の市場など、とてもユニークだ。そのため、シャオミとしては日本市場を重要視している」という。
Red Mi Note 10 JEを見ると、日本のキャリア向け製品に対して、相当大盤振る舞いな仕様で作り込んできている感がある。やはり、このタイミングでキャリア向け製品に注力したくなる理由があるのだろうか。
「日本市場において、シャオミは新規参入メーカーであり、ブランド認知をいかにあげるかが最も重要だ。エントリーレベルの製品であっても、ユーザーエクスペリエンスの観点から、優れた製品を作ろうと心がけている。この端末を購入する人はシャオミを知らない人がほとんどだ。今回、この製品でユーザーはシャオミのブランドと製品を知る。よい経験になるように考えている」(スティーブン・ワン氏)
特にいま、キャリアはガラケーからスマホへの乗り換えを促進しているため、端末代金はできるだけ安くする傾向が強く、そうした端末としてRed Mi Note 10 JEが売られることになる。実際、2万円という値付けで割引が適用されるとなると、ゼロ円に近い価格でばらまかれ、「シャオミは知らないけど購入してみた」というユーザーが多くなることが予想されるのだ。

この連載の記事
-
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 -
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 -
第258回
トピックス
アドビ、AIで若年層開拓 “映える”画像を作りやすく -
第257回
トピックス
ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に -
第256回
トピックス
KDDIドローン事業、9年目で軌道に乗る兆し 無人AIポート運用に成功 - この連載の一覧へ











