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FeliCaに対応したウワサのシャオミ新SIMフリースマホ「Mi 11 Lite 5G」の実機とスペックを確認

2021年06月26日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII

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 シャオミが7月2日に発売する5G対応SIMフリースマホ「Mi 11 Lite 5G」。同社のSIMフリー機としては初のFeliCa対応に加え、ハイエンドに近い性能の最新CPU、約6.8mm/159gという薄型軽量筐体など注目点は多数。それでいて価格は4万3800円というお手頃さだ。詳細な製品レビューは後日掲載予定だが、今回は実機写真とともにスペックを整理して紹介する。

FeliCa搭載のシャオミ「Mi 11 Lite 5G」。4万円台前半ながら強力CPUに軽量筐体も魅力

写真はミントグリーンのカラバリ

200g超が当たり前の最近のスマホの中で159gはインパクト大
性能だけでなく、デザインも魅力的

 大画面化&バッテリーの大容量化もあって、重くなる一方だった昨今のスマホ。200gオーバーは“普通”という状況になっていた。そんななか本機の159gという本体は、実際に手に取ってみてもインパクト大だ。横幅は約75.7mmと大型のはずなのに、サイズを感じさせない持ちやすさと言える。

発表会でもライバルと比較しての軽さを紹介

大型スマホにも関わらず、軽さが持ちやすさにつながっている

 その理由としては単に軽いだけでなく、側面フレームとディスプレー部/背面部の段差を感じさせない一体化度合い、光沢感がありつつもサラサラと手触りのいい背面部も寄与していると言える。カメラ部の出っ張りも体感で1mm強といったところ。これもうれしい点だ。

薄さという部分でもライバルを上回っている

側面も一体感のあるデザインになっている。電源キーには指紋センサーを内蔵

背面の手触りも◎

 右側面には指紋センサー内蔵の電源キーとボリュームキーがある。側面のキー類はこの2つのみで、利用頻度が高いとは言いにくいアシスタントキーが無いのは歓迎(Googleアシスタントはホームボタンの長押しなどで起動可能)。また、側面に搭載された指紋センサー内蔵の電源キーはその部分だけ平面になっている端末が多いが、本機はフレームに合わせた形状を採用する。なお、残念ながらイヤホン端子は無し。製品にはType-Cからの変換ケーブルが同梱されている。

本体下部。横画面時でのステレオスピーカーも内蔵。ただし、イヤホン端子は今回省略

こちらが付属品。専用ケースも付いてくる

Type-A端子搭載の付属のACアダプターは本機と同梱のケーブルとの組み合わせで、11V/3Aで最大33Wでの充電が可能

 軽量化にこだわるため、ディスプレーは通常のガラス基板ではなく、プラスチック基板を用いた有機ELパネルを採用しているという。画面サイズは6.55型で解像度は1080×2400。90Hzのリフレッシュレートや240Hzのタッチサンプリングレートにも対応。ゲーム用モードの「ゲームターボ」も用意されており、高性能CPUと組み合わせて、ゲーム用途でも活躍するはずだ。

最大90Hzのリフレッシュレートにも対応する。ゲームモードもあり

 そのCPUは、国内販売端末では初となるSnapdragon 780Gを採用。Apple M1やSnapdragon 888などと同じく、最先端の5nmプロセスで製造されており、こうした最新CPUをいち早く搭載できるのは世界シェア上位のシャオミの強味だろう。性能的にも700番台のスナドラながら、Snapdragon 765Gなどを明確に上回る。Antutu 9のスコアは発表会でアピールされた54万点台までは行かなかったが、この上はハイエンドしか無いというスコアであるのは確かだ。

5nmプロセスで製造されたCPUを搭載する

最速コア+高性能3コア+省電力4コアの組み合わせ

ベンチマークアプリでのスコア。Antutu 9が発表会で紹介された54万点台には届かなかったが、ハイエンドに近いクラスの性能だ

 カメラは3眼構成で、6400万画素をメインに800万画素の超広角、さらに光学2倍相当で大きく写せる500万画素のテレマクロの組み合わせ。マクロに力が入れられているのは最近の端末ならではだ。

続いてはカメラ

標準+超広角+テレマクロの組み合わせとなっている

発表会で紹介されたテレマクロでのサンプル

 そのほかのスペックは、6GBメモリー、128GBストレージ、4250mAhバッテリー、Android 11(MIUI 12)など。他のシャオミのSIMフリー端末と同様に楽天を含む、4キャリアでの利用が可能なのを確認。ただし、5Gについてはドコモでは重要となる4.5GHz帯(n79)はサポートしていない。

SIMスロットは両面タイプで、2つ目のSIMスロットはmicroSDと排他仕様

短時間テストした範囲では4キャリアのSIMとも利用できた

 カラバリはミントグリーン、トリュフブラック、シトラスイエローの3色で、シトラスイエローのみ7月9日の発売予定。防水非対応なのが唯一弱点と言えるが(IP53相当の防滴対応)、この点が気にならず、FeliCaを搭載したSIMフリースマホが欲しいというなら、まず一番に候補に挙がる端末となるだろう。

シトラスイエロー

トリュフブラック

シャオミ「Mi 11 Lite 5G」の主なスペック
ディスプレー 6.55型有機EL(20:9)
画面解像度 1080×2400
サイズ 約75.73×160.53×6.81mm
重量 約159g
CPU Snapdragon 780G(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSD
OS Android 11(MIUI 12)
対応バンド 5G NR:n1/n3/n5/n7/n8/n20
/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66
LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18
/19/20/26/28/32/66/38/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDV
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 64メガ(標準)+8メガ(超広角)
+5メガ(テレマクロ)
イン:20メガ
バッテリー容量 4250mAh(33W急速充電対応)
FeliCa
生体認証 ○(指紋、顔)
SIM nanoSIM×2
USB端子 Type-C
イヤホン ×
カラバリ ミントグリーン、トリュフブラック、シトラスイエロー
発売時期 7月2日(シトラスイエローは7月9日)
価格(税込) 4万3800円

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