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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第35回

高発熱なGeForce RTX 3080 Tiのサーマルパッドを交換したら約10度も温度が低下! ~夏に備えたPC冷却ガイド~

2021年06月22日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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サーマルパッドの大きさをチェック

 分解が終わったら、GPUコアなどのクリーニングとともに、バックプレートやGDDR6Xメモリーチップ、MOSFET部に使われているサーマルパッドのサイズをチェックしていこう。サーマルパッドは2mm厚が使われていることが多いが、製品次第なので実測がマストになる。Palit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro 12GB」では以下の通りだ。

サーマルパッドの実測サイズ
部位 サイズ
(幅×長さ×厚さ)
枚数
バックプレート 15×40×2mm 1枚
15×50×2mm 2枚
15×15×2mm 1枚
7×7×1mm 1枚
ヒートシンクの
メモリー部
15×53×2mm 2枚
15×38×2mm 1枚
15×10×2mm 1枚
補助プレートの
電源回路部
5.5×83×1mm 2枚
5.7×75×1mm 2枚
10×80×1mm 1枚
10×85×1mm 1枚

基板裏面からメモリーの熱をバックプレートに伝えるサーマルパッド。実測で2mmと判断

電源回路部はサーマルパッドで補強プレートと接触し放熱する仕組みになっており、1mm厚を採用していた

メモリーの熱をヒートシンクに伝える受熱ベースには2mm厚のサーマルパッドを使用。メモリー冷却の要になるので、性能の良いサーマルパッドを使いたい

 各部のクリーニングは無水エタノールやグリス除去材を綿棒に染み込ませて、GPUコアやメモリー、各種チップの上を拭うのがおすすめ。もちろん、ティッシュ(キムワイプ)を使うのもありだが、無造作に拭うと、繊維がGPUコアまわりの小さなチップに引っかかってチップが取れた! なんてことも起こりうる。割り箸に巻き付けるなど、ひと手間かけよう。

グリスの塗り直しやサーマルパッドの交換をする前に、GPUコアやメモリーチップをクリーニングしよう

GPUコアやメモリーチップ、電源回路部のグリスや、サーマルパッドの成分を除去する

受熱ベース部のサーマルパッドも取り除いてキレイにする

Thermalrightの高性能サーマルパッドをチョイス

 サーマルパッドは、各種厚さで幅20mm×長さ120mmの扱いやすいサイズを用意する。高い性能を発揮するクマさん印でおなじみThermal Grizzlyの「minus pad 8」が定番だが、「minus pad 8」は2mm厚が売り切れ。

サーマルパッドの定番「minus pad 8」を用意しようと思ったが、あいにく2mm厚は売り切れだった

 そこで、「minus pad 8」の熱伝導率8.0W/m・kを上回る、12.8W/m・kを実現しつつ、「minus pad 8」よりも安価なThermalright「ODYSSEY THERMAL PAD」を選んでいる。

 こちらも、PCパーツショップ系では売り切れが多いが、Amazonならマーケットプレイスを含めて取り扱い豊富。グリス類は偽物が出回ったこともあるので、いまひとつ不安もあるのだが、“国内正規代理店品”をうたうAmazon扱いの製品も在庫があったので、こちらをゲットしている。

12.8W/m・kの高熱伝導率のThermalright「ODYSSEY THERMAL PAD」。製品サイズは幅45×長さ80mmで、厚さは0.5、1.0、1.5、2.0、3.0mmを用意

 ただ、販売元が“MAX JP”というマーケットプレイスの扱いで、国内正規代理店で扱っていない120×120×2mmサイズの製品もあったので、試しに購入。正規代理店品と比べてみることにした。

 この“MAX JP”の製品は、製品名にThermalrightの名こそあるが、詳細情報などのブランド、メーカーはともに“nkomax”になっており、ちょっと不安になるのだが、Amazon.comでも“nkomax”で同様に販売しており、販売元も似通った“MAX-US”になっている。

マーケットプレイスで購入した120×120mmの大判サイズ。使用率の高い2mm厚を購入する

マーケットプレイスの製品と見た目に差がなく、サーマルパッド自体の固さなども同じに感じた。おすすめはしないが、まずはひと安心

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