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45Wだけど、バッテリー減を防ぐには十分でした!

激小ACアダプター「Anker Nano II 45W」実機レビュー = 68グラムでモバイルPCユーザー必携だ!

2021年06月18日 13時00分更新

文● 写真:みやのプロ(@E_Minazou)+ 編集● ASCII

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 アンカーは5月25日に充電器の新技術「Anker GaN II」を発表し、採用製品として「Anker Nano II 45W」を発売した。いろいろなモバイル機器につないでみたのでレポートしよう。

手のひらに隠れるサイズで
45W出力なのだ

 

 「Anker GaN II」は、窒化ガリウム(GaN)を使った半導体の名称だ。おなじみシリコンを使った半導体より、抵抗が小さく、電力の損失が低いので、効率がいいうえ、発熱も抑えられる利点があります。

 GaNを使ったパワー半導体は2018年末から製品化され、ACアダプターが従来より画期的に小型・軽量化されました。

 「Anker GaN II」は米国Power Integrations社が提供する最新の電源IC「InnoSwitch4」や「InnoSwitch3-Pro」を採用し、スイッチング周波数を高めて電子部品を省サイズ化するとともに、熱やノイズを、内部基板の立体配置や回路の最適化によって抑えるたものだそうです。

 第一弾が「Anker Nano II 45W」で、一般的な45W出力の充電器に比べて35%小型化しています。夏には30Wと65Wも発売予定で、超期待なのだ。

モバイルノートPCの強い味方
USB Power Delivery対応なら必携なのだ

 

 「Anker Nano II 45W」はサイズが35×38×41mmで重量は68gのサイコロ型で、製品にはケーブルは付属しない。手持ちのGaN採用アダプター「Power Port Atom PD1」は出力30Wなのに、Nano II 45Wより大きい。またワンステップ小さくなったうえ、ACコネクタの金具が折りたたまれるので、持ち運び体積は半分になった感覚である。

30W出力のPD1(右)より一回り小さいのに45W出力になったAnker Nano II 45W (左)です

コンセント部が折りたためるようになったので、気軽に持ち運べます

 ACの入力は100~240Vで最高1.87A、50~60Hzに対応している。出力は
5.0V―3.0A
9.0V―3.0A
15.0V―3.0A
20.0V―2.25A
で、最大45Wとなっている。

 Programmable Power Supply(PPS)規格では出力が3.3V~16.0Vで3.0A、3.3V~21.0Vで2.25A (最大45W)だ。

 Ankerの規格「PowerIQ」 は現在3.0になり、USB Power Deliveryの最高100W供給、Qulcommが提供しているQuick Charge 3.0にも対応している。

 というわけで、まずはスマホということで愛機のROG Phone 3を充電してみたところ、9.13Vの1.04Aで約9.5Wで開始した。まだ体力が余っている。

ROG Phone 3は9.5Wでしたが、新しいROG Phone 5は65W入力ができるらしいです。。

 ではおカメラたちはどうか、旗艦のLUMIX S1Rでは9Vの2.7Aで、24Wと予想以上の高速での充電を開始した。SIGMA fpLでは4.87Vの1.68Aで8Wとスローペースである。

S1Rでは24Wと、予想以上の高速充電できました。

 タイプC端子での充電が標準である、富士通のLIFEBOOK UH/WUでは、19.9Vの2.14Aで約43Wでの充電が始まった。こちらは純正のACアダプターが65Wなので、Anker Nano IIは規定の45W売:近くまで出している。

UHは43Wを受け付けてくれました

 LIFEBOOKの説明では「7.5W(5V/1.5A)以上を供給可能な機器であれば、本体に充電が可能です。パソコンを使用しながら本体に充電する場合は、45W(20V/2.25A)以上を供給可能なものが必要です」とある。消費電力は標準で6.1W、最大で51Wだから、Anker Nano II 45Wで十分運用できそうだ。

 Razer Blade Stealth 13もタイプC給電なので接続したところ、19.9Vで2.18A、44Wと、Nano IIの最高出力で給電が始まった。こちらは標準のACアダプターが100Wなので、「付属の電源アダプターを使用してください」と画面に表示されたが充電は行える。

Blade 13も、標準でタイプC充電なので、44Wとマックスです。

 ではというので、Razer Blade 15(2020モデル)にチャージしてみたところ、供給は19.9Vの1.85Aで意外にも約37W止まりだ。本来のACアダプターは専用端子で230Wなので、かなり足りない。画面には、Blade 13と同じ、不足している旨が表示された。

Blade 15は本来が専用230Wで、タイプCでは37Wで輸血させてくれました。。

 とはいえ試しに、満充電でNano IIで給電したまま使ってみた。ディスプレー輝度100%、パフォーマンスモードを「バランス」「自動」で使い続けたが、WEBブラウジングなら、バッテリーはほとんど減少しなかった。230WのACアダプターをPCといっしょに持ち歩く気にはならないが、Nano IIを持っていれば、安心なのだ。

 いまどき、ファーストフード店はもちろん、飛行機も新幹線もコンセントは使える。下手に重いモバイルバッテリーより、Nano IIを持ち歩くのが正解な気がするし、もうすぐ発売されるという65WのNano IIも、今回の45Wをひとまわり大きくしたサイズなので、期待したいし、100Wも作っていただきたいのである。

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