見た目も性能も自由自在! 自分好みのPCは自作で手に入れよう

Mini-ITXマザーを使ってコンパクトなカジュアルゲーミングPCを自作

文●宮里圭介 編集●北村/ASCII

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グラフィック性能をアップグレード
GeForce RTX 3060を搭載するとどこまで性能が上がる?

 今回の構成では将来のアップグレードを見越し、ビデオカードを増設できるスロットのあるPCケースと、消費電力に耐えられる電源ユニットを選んでいる。実際にビデオカードを増設するとどのくらい性能が変わるのか気になったので試してみた。

 増設したビデオカードは、GIGABYTEの「AORUS GeForce RTX 3060 ELITE 12G」だ。最大の特徴は、巨大なヒートシンクと80mmファンを3つ搭載したクーラー部分だ。低負荷時はファンの回転が止まって無音となるほか、動作クロックが1777MHzから1867MHzにオーバークロックされているため、高負荷時の性能の伸びも高いのが魅力だ。

 その代わり、長さは296mm、厚みは56mmと、GeForce RTX 3060搭載モデルとしてはかなり大型となっている。今回採用した「EVOLV SHIFT 2 AIR」は、長さ335m、厚み59mmまで搭載できるケースとなっているため、この大型ビデオカードもしっかり搭載できるわけだ。

GeForce RTX 3060を搭載するGIGABYTEのビデオカード「AORUS GeForce RTX 3060 ELITE 12G」

 ということで、さっそく増設した場合の性能をみていこう。条件はCPU内蔵グラフィックの時と同じで、FF XIVベンチ、FF XVベンチ、レインボーシックス シージの3つの結果を続けて掲載しておく。

FF XIVベンチのスコアは13489で、評価は「非常に快適」。内蔵グラフィックでは何とか遊べるというレベルだっただけに、この違いは大きい

FF XVベンチのスコアは8754で、評価は「快適」。こちらもかなり余裕があり、重量級のゲームもフルHDで遊べるのは間違いない

平均で282fps、最低で238fpsまでフレームレートが伸びていた。解像度をさらに上げても余裕がある実力をもつ

 結果は見ての通りで、どのテスト結果も快適そのもの。ギリギリ遊べるレベルだった内蔵グラフィックとの差は明らかで、GeForce RTX 3060搭載なら解像度を上げても快適に遊べるレベルだ。

 できれば最初からビデオカードは搭載しておきたいが、冒頭でも触れたように、今は半導体不足などで価格が高騰しており、買うには難しい時期。買おうと思っても在庫がなく入手できない事態となっている。それだけに、ひとまずはCPU内蔵グラフィックで何とか遊べる環境を作っておき、価格が落ち着いてからビデオカードを増設する、というのは悪くない計画だ。

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