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T教授の「戦略的衝動買い」 第632回

マウス+パッド+プレゼンリモコン機能を凝縮した「CheerPod」を衝動買い

2021年05月13日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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本体は小さくて最初、戸惑うが慣れれば上面のパッド部で拡大/縮小も自由自在

重さにコンシャスなモバイルユーザーにとって
CheerPodは最高のワイヤレスデバイス

 筆者はメインのPCとして、かれこれ30年近い“Track Point使い”なので、不得手なタッチパッドだけのモバイルPCの外付けポインティングデバイスとして使うつもりで、CheerPodを入手した。

 今回の使用パソコンはおよそ634gという、ウルトラを超える超軽量性に惹かれて衝動買いしてしまった富士通LIFEBOOK。もちろんタッチパッド搭載機種だ。できる限り小さくて多機能なワイヤレスマウスをずっと探していた筆者にはCheerPodはまさにぴったりの商品だった。

 少し面積は狭いが、本体上面部分がすべてタッチパッドの役目を担ってくれるCheerPodは、ワイヤレスマウスというより、昨今では一般的なタッチパッドをワイヤレスマウス化した超小型デバイスというのが正しい表現かもしれない。

 CheerPodでは、デスク面上でマウスのように手で持って滑らせて使うモードを、特別に“Ground Mode”(グラウンドモード)と呼んでいる。

3 Way Switchの切り替えでグラウンドモードからエアモードにシームレス移行

 そして3 Way Switchをもう一段外側にスライドさせると、“Air Mode”(エアモード)と呼ばれるCheerPodをエアマウスとして操作するプレゼンテーションモードとなる。

エアモード中に中央ボタンを押せばレーザーポインターとなる

 Air Modeではタッチパッド面の中央ボタンを押すことで、レーザーポインター機能も活用できるのでプレゼンテーションモードとも呼べそうだ。当然、ページ送りや戻し、画面の拡大や縮小はお手の物だ。

 前述したようにCheerPodはグラウンドモード、エアーモード、そしてホスト機器がMac、Windows、iPad、Androidの差で多少ボタンとジェスチャーの意味が変わる。

 しかし、すべてのホスト機種でCheerPodをポインティングデバイスとして活用しても、それほど混乱は少なく共通点が多く、直感的なタッチ&ジェスチャーを採用している。筆者は最終的にWindowsパソコンとAndroidタブレットでCheerPadを活用している。

 TrackPoint使いで、タッチパッドでの細かな作業が極めて不得手な筆者でも、CheerPodさえあれば外出先のカフェでもパワポの細かな作業も楽勝だ。

ミントケースサイズで軽さ33g、多様に使えるCheerPodはモバイルマウスの最右翼だ

 たった634gのLIFEBOOKとCheerPodの2つを持ち歩いても、合計はスペック値でわずか667g。実測値はさらに10g軽い657gだった。CheerPodは重さにコンシャスなモバイルユーザーにとって、最高のワイヤレスデバイスだ。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:CheerDots「CheerPod(チアポッド)
・購入:INDIEGOGO
・支援金:49ドル(2020年7月)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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