先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第135回
グーグル広告をどこまで騙せるか?研究者が挑戦/NASAが火星でヘリ初飛行に成功
2021年04月26日 09時00分更新
グーグル広告をどこまで騙せるか?研究者がゲリラ戦で挑んだ
グーグルは、ネット上での人々の行動を監視し、大量に収集したデータから膨大な収益を上げている。プライバシー保護の法制度が巨大テック企業の広範な監視から人々を保護できていない現在、私たちにできるのは、個人的な行動履歴を偽装する「ゲリラ作戦」でグーグルを混乱させることくらいだ。
NASAが火星でヘリ初飛行に成功「他の惑星でライト兄弟になった」
NASAは、ドローンヘリコプター「インジェニュイティ」の火星での初飛行に成功した。地球の大気のわずか1%の密度しかない火星の薄い大気の中でヘリコプターを飛ばすことは、重要な技術的チャレンジであると考えられていた。
50年ぶりの月面再訪にスペースXの着陸船 ライバル逆転
NASAは、2020年代に予定しているアルテミス計画において、月周回軌道と月面を往復する着陸船に、スペースXの「スターシップ」を使うことを明らかにした。NASAが昨年、月着陸船に関して3つのグループと締結した契約では、スペースXは受け取る金額が最も少なく、技術や管理面の評価も低かったが、「逆転」した。
接種中止のJ&J製ワクチン、データ不足で再開メド立たず
重篤な副反応が報告されたことから、米国でジョンソン・エンド・ジョンソン製新型コロナワクチンの接種が一時中止となった。当局には速やかな再開の判断が求められる一方、データ不足によって安全性を検証する作業が困難になっている。
福澤知浩:「未来の乗り物」現実に 移動の自由を目指す先駆者
「空飛ぶクルマ」といえば、映画や小説で未来を語るときに欠かせないアイテムだ。だが、それを日本で実現しようとしているイノベーターがいる。Innovators Under 35 Japanの一人に選ばれた、スカイドライブの福澤知浩だ。
「ネトフリ」対モディ政権、 インド映画の魂めぐる闘い
映画やテレビへの検閲が厳しいインドにおいて、検閲対象から長らく除外されてきたストリーミング配信プラットフォームは、インドの映画製作者たちに新たな自由をもたらした。だが、モディ政権やヒンドゥー・ナショナリズムの脅威にさらされている現在、芸術的に解放された時代は短命に終わるかもしれない。
新型コロナ、研究所流出説 「陰謀論」で片付けてよいか
研究者人生を棒に振りたくない多くの科学者は、新型コロナウイルスの自然発生説に異を唱えられずにいる。一方、声を上げる少数派は、真剣に議論すべきシナリオとして研究所流出説を排除すべきではないという。事実の解明は進むか。
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