■急速に盛り上がるNFTとは?
最近、デジタルのアート作品を始め、ドット絵からツイートまでさまざまなデジタル資産が高額で落札され、世間を騒がせています。その中で注目されているのがNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)です。
これまでデジタルコンテンツといえば、動画やスタンプのようにコピーを販売するものでした。これに対してNFTでは、ブロックチェーン技術によりデジタル作品を一意に特定することで資産として取引できるようになり、そこに価値を認める人が急速に増えています。
すでに日本ではゲームのレアアイテムを求めてガチャを回したり、動画配信に「スパチャ」を投げたりと、デジタルにお金を投じる文化が浸透しています。NFTとの相性は良く、アーティストやインフルエンサーにとって新たな収入減になる可能性があります。
3月15日にはNFTマーケットプレイス「nanakusa」がオープンし、3月24日にはコインチェックが参入。4月2日にはメルカリが暗号資産を扱う子会社を設立し、NFT事業についても意欲を示すなど、毎週のように状況が変化しています。
まだまだ盛り上がりは始まったばかりで、実際にお金を投じるには慎重になったほうがよさそうな印象はあるものの、どのように広まっていくか注目すべき分野といえます。
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