「World of Tanks」(以下、WoT)は、2020年に正式サービス開始から10周年を迎えたオンラインタンクバトルだ。いまでは珍しくないが基本プレイ無料をいち早く採用し、誰でも平等に戦える対戦ゲームとして人気を博した。日本では2013年から正式サービスを開始し、国内の戦車ファンを魅了し続けている。
では、10周年を迎えたWoTはどういったゲームなのか。また、本作にはどのような魅力があって、どのような面白さがあるのか。そこで本稿では、WoTをまだ体験していない読者のために、本作の魅力を紹介していく。
11ヵ国に実在した
600種類以上の戦車が登場する対戦ゲーム
本作最大の魅力は、登場する戦車が史実に基づいているところ。かつて実在した戦車だけでなく、計画車輌も多数登場する。その数はなんと600種類以上! ソ連やアメリカ、ドイツ、日本など、11ヵ国にわたって登場する戦車で戦えるので、ミリタリーファンから熱く支持されている。結果、全世界の累計プレイヤーの数は1億人以上というから驚きだ。
WoTの魅力はリアルな戦車が登場するだけではない。単純明快なゲームシステムも人気の要因のひとつ。ゲームの主なモード「ランダム戦」は15対15の対戦バトルで、それぞれのプレイヤーが事前に選択した戦車を操作し、敵の全滅や領地の確保などのゴールを目指して戦うというものだ。
試合時間は最大15分に設定されているため、ちょっとした息抜きや就寝前など、少しの空き時間でもプレイできる。なので、多忙な人にもオススメしたくなるゲームなのだが、熱くなるとついつい何戦も続けてしまうのはご愛嬌!
お気に入りの戦車で活躍し、
より近代的な戦車を研究せよ!
WoTに登場する膨大な数の戦車は、誰でも初めからすべてを使えるわけではない。本作に登場するすべての戦車は「Tier(ティア)」と呼ばれるランクが設定されている。Tierは1~10に分かれており、数値が大きくなるほど強力な戦車であることを示している。初めてプレイした人はTier1の戦車から操縦し、徐々にTier2、Tier3と強力な戦車に乗れるようになってくる。
Tierの高い戦車に乗るには、いま搭乗している戦車を研究し、より高性能な戦車をアンロックする必要がある。戦車の研究に必要なEXP(経験値)とクレジット(ゲーム内通貨)は、戦闘で戦うと獲得できる。もちろん、戦闘で活躍すればするほど多くのEXPを得られるので、上手く立ち回って戦ったほうが有利だ。
戦車の研究もまた史実に基づいており、WoTを遊べば実際に戦車が研究された系譜を辿れる。研究できる戦車はゲーム内にツリー表示されているので、将来どの戦車に乗りたいかを考えてから戦車を選んでもよい。
なお、経験値の取得に時間がかかると感じた場合は「プレミアムアカウント」を購入することで、一度に多くの経験値を取得できる。これは課金アカウントのことで、取得経験値とクレジットが1.5倍に増える。プレイ時間を取れない人は検討してみるといいかもしれない。
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