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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第266回

デュアルカメラ+5000mAhバッテリーを搭載で1万円台の「moto e7 power」の使い勝手を検証

2021年04月05日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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デュアルカメラはそこそこの画質で撮れるが、夜景は苦手

 moto e7 powerのアウトカメラはメイン(1300万画素)+マクロ(200万画素)。昨今のスマホにおいては、かなり控えめなスペック。上位モデルのmoto e7はメイン(4800万画素/クアッドピクセルテクノロジー)+マクロ(200万画素)なので、大きな差分と言えます。そこで、2モデルで撮り比べてみました。

左がmoto e7、右がmoto e7 power。アウトカメラは搭載位置も異なる

moto e7で撮影

moto e7 powerで撮影。moto e7に比べると、落ち着いた色合いで写る

moto e7で撮影

moto e7 powerで撮影。moto e7よりも明るく写った

moto e7で撮影

moto e7 powerで撮影。夜景モードがなく、夜景を撮ると、かなり画質が粗くなる

 風景や料理を撮った写真は、色や明るさに差は出たものの、moto e7 powerが大きく劣るとも言えません。しかし、moto e7 powerには「夜景モード」がなく、夜景写真には大きな差が出ました。カメラの性能を重視するなら、やはりmoto e7を選ぶのが得策でしょう。

カメラの設定画面

「ポートレート」モードにすると、背景ボケをコントロールできる

「マクロ」モードはピント合わせが難しく感じられた

 カメラの撮影モードは必要最低限といった印象。ちなみに、インカメラの有効画素数はmoto e7、moto e7 powerともに500万画素です。

【まとめ】moto e7 powerはコスパと電池持ちを重視する人にオススメ

 OSはAndroid 10。ホームアプリなどのユーザーインターフェースは純粋なAndroidに近く、シンプルで使いやすい印象。モトローラのスマホには「Motoアクション」という独自機能がありますが、moto e7 powerに搭載されているMotoアクションは少なめです。しかし、2回ひねってカメラを起動したり、2回振ってライトを点灯させたりといった代表的な機能は使えます。

「Motoアクション」の一部機能は、「設定」の「ジェスチャー」で設定可能

プリインアプリも必要最低限で、強いて特長を挙げるとすれば「FMラジオ」アプリがプリインされているくらいだ

 最後に、moto e7とmoto e7 powerのスペックの違いを、あらためて整理しておきましょう。ページ最後のスペック表をご覧ください。

左がmoto e7(サテンコーラル)、右がmoto e7 power(タヒチブルー)。サイズはほぼ同じだが、背面のデザインが異なる

 moto e7のほうがメモリーとカメラのスペックが高く、moto e7 powerはバッテリー容量にアドバンテージがあります。しかしその分、厚みがあり、重さも200gあります。

 どちらを選ぶべきかは使い方によりますが、できるだけ安く、電池持ちが良いスマホを手に入れたいという人には、moto e7 powerは最適な選択肢となるでしょう。

  moto e7 moto e7 power
ディスプレー 6.5型液晶(20:9)
画面解像度 720×1600
サイズ 約75.73×164.93×8.89mm 約75.86×165.06×9.2mm
重量 約180g 約200g
CPU Mediatek Helio G25
内蔵メモリー 4GB 2GB
内蔵ストレージ 64GB 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 10
対応バンド LTE:1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/5/8
4バンドGSM
DSDV ○(4G+4G)
対応ネットワーク ドコモ/au/SB
無線LAN IEEE802.11n(2.4GHz対応)
カメラ画素数 48メガ(標準)
+2メガ(マクロ)
イン:5メガ
13メガ(標準)
+2メガ(マクロ)
イン:5メガ
バッテリー容量 4000mAh 5000mAh
FeliCa/NFC ×/×
生体認証 ○(指紋)
SIM nanoSIM×2
USB端子 Type-C
イヤホン
カラバリ ミネラルグレイ、サテンコーラル タヒチブルー、コーラルレッド
価格(税込) 1万8800円 1万6800円
 

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