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渋谷ヤスヒトの「腕時計」トレンド・ニュース解説 第3回

ほぼ税込み10万円で買える旬な「オススメ腕時計」3選

2021年03月21日 12時00分更新

文● 渋谷ヤスヒト 編集●飯島恵里子/ASCII

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ハミルトン「カーキ フィールド メカ」価格7万7000円

「ハミルトン」伝説のミリタリーウォッチのスタイルを継承

 ハミルトンは19世紀、懐中時計の時代に当時世界No.1の時計王国だったアメリカでNo.1と讃えられた名門ブランド。現在はスイスに拠点を置くスウォッチ グループの一員で、2003年以降はスイスのビエンヌで開発・製造を行っています。

 伝説のロックンロールスター、エルヴィス・プレスリーやハリウッド映画とのコラボレーションなど、華麗な伝説を誇りますが、忘れてはいけないのが、ミリタリーウォッチとしての実績。1914年にアメリカ軍の公式サプライヤーになったことは、時計ファンの間ではよく知られています。

 そしてこの実績を象徴するのが、その機能とスタイルを継承する「カーキ」コレクションです。視認性に優れたアラビア数字インデックスの文字盤と太い針。しかも12時間制の大きな数字に加えて、夜間に24時間制の時刻が読み取りやすいように、内側には13時から24時の文字もプリントされています。これが“元祖ミリタリーウォッチ”である「カーキ」コレクションの特徴。

 今回オススメする「カーキ フィールド メカ」は、この歴史を継承しながら現代的な洗練を加えたメタルブレスレットの腕時計。写真のホワイト文字盤の他、ブラック文字盤のタイプもあります。

 税込みで10万円を大きく切る7万7000円という価格、文字盤やブレスレットなどディテールの仕上げに加えて、この時計で特に注目したいのが、直径38mmという小さめのケースサイズ。これは今の腕時計のまさに人気のトレンド。

 またミリタリーウォッチ時代のように「日付表示なしの手巻き」仕様で、しかもパワーリザーブ約80時間という最新スペックの、しかも専用ムーブメントを搭載している点も大きな魅力でしょう。

 日付表示がないということは、日付修正の手間もないということ。ときどきしか着けないならその方が便利です。また手巻きには「ゼンマイを巻く=機械を操作する」という楽しみがあります。オンオフを問わず、幅広く活躍してくれる1本です。


ハミルトン「カーキ フィールド メカ」
手巻き。ケース径38mm。SSケース&ブレスレット。パワーリザーブ約80時間。5気圧防水。7万7000円

 

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