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krewを学べ! そのためのコンテンツはもう揃ってる!

転生した表計算ソフトの王国をkintoneとkrewで変えた話

2021年03月09日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII イラスト●祐馬

提供: グレープシティ

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krewシリーズを知り、使い、学び始める村人たち

 kintone+krewSheetの使い勝手は評判を呼び、エクセル王国では多くの村人たちが表計算ソフトでやっていた業務をkintoneでやるようになった。まずはkintoneを導入し、表計算ソフトで管理していたさまざまな業務をクラウド化し、krewSheetで入力や編集を効率化。kintoneだけではできないことでも、krewシリーズを使えば業務改善にまで結びつく。村人から感謝の言葉をもらうことも増えた。このまま満足度が高まれば、元の世界に帰れるかもしれない。

 kintone+krewSheetを使っていると、複数のkintoneアプリのデータを集計したいという声も出てきた。こんな悩みに関しては、第2のkrewシリーズであるkrewDataを発動! さらにせっかく集まったデータを見える化したいという要望に向けては第3のkrewであるkrewDashboardを発動した。これで業務課題の多くはカイゼンできるはずだ。

 しかし、kintone+krewが拡がれば拡がるほど課題が出てきた。今までシステムに関しては、オレとザキヤマが構築と運用を手がけてきたが、村中がkintone+krewの使い始めると、もはや手が足りなくなってきたのだ。krewを使える人がオレ以外全然いない。

「せっかくユーザーが増えたのに、オレとザキヤマだけではもはや手が足りない。案件を取り過ぎて、社内デスマになりかけている某SIerのようだー! がああー」

「なにを言っている。お前もkrewシリーズをイチから学んだではないか」

「それはオレが元々kintoneを使えたから、krewだってすぐに吸収できたわけで」

「いやいや。今や村人たちは表計算ソフトの呪縛から逃れ、kintoneを使うアイデアに満ち満ちている。この業務改善の機運を逃すではないぞ」

「わかったよ。じゃあ、オレが学んだのと同じkrewシリーズのコンテンツを村人たちに開放しよう」

 こうしてkrewシリーズを学んでもらうため、オレがやったのは活用応援サポートページ
を村人たちに紹介すること。とにかく自分がkrewシリーズを学んだ方法を伝え、わからなかった場合には問い合わせてもらうことにした。いわばkrew塾のようなものだ。

 なんといってもkrewシリーズは30日間の無料で試用できるので、使い勝手を試せるのがうれしい。とはいえ、試用の仕方によっては、あっという間に30日間をムダにしてしまう。そこで、便利なのがチュートリアルだ。チュートリアルセットにはサンプルデータと解説資料(PDF)が同梱されているので、解説資料の手順どおりに操作することで基本操作を理解することができる。

krewSheetチュートリアル
https://docs.krew.grapecity.com/krewsheet/#krewsheettutorial.html

krewDataチュートリアル
https://docs.krew.grapecity.com/krewdata/#krewdata_tutorial.html

krewDashboardチュートリアル
https://docs.krew.grapecity.com/krewdashboard/#krewdashboard_tutorial.html

 しかもkrewDataについてはなんと「krewドリル」という演習までついているので、チュートリアルを学んだあと、さらに実践力を高めたいユーザーも自ら自習できる。

krewDataドリル
https://krew.grapecity.com/krewdata-drill/

 もともと業務改善意欲の高い村人たちだったので、こうした学習コンテンツを体験してもらうと、krewシリーズを積極的に学ぶようになった。わからないところはオレとザキヤマが答え、その応答もkintoneアプリでFAQにしたので、多くの村人も納得感が高くなったようだ。

業務改善意欲の高い村人たちがkrewシリーズを学ぶように

 アプリの開発も進んできた。krewSheetを愛用していたある村人はkrewDataを学ぶことで、今まで別々だった予算アプリと実績アプリから予実管理アプリを作成。農作物の販売について、月ごとの予算と実績の差異や達成率を一目でチェックできるようになった。また、商店を経営する別の村人は商談件数、受注件数、そして予定金額などをkrewDataでまとめて管理することで営業状態を把握することが可能になった。おりしも、この年はなぞの感染症が村中で流行り、外出が思うように行かなかったので、こうしたkrewDataでの営業管理によって計画的に受注できたようだ。

 kintoneとkrewを使うことで、業務改善が進み、村には喜びの声があふれた。しかし、喜びもつかの間、突然オレとザキヤマはエクセル王国の家来と呼ばれる連中に連れられ、なんと城まで連行されてしまった!
 

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