エクセル王国に転生したオオタニ、krewシリーズを学ぶ
「おい、オオタニ!いい加減起きろ」
「うわっ、ビミョーな人面鳥!!なんで話してるんだ」
「誰が人面鳥や。オレがグレープシティから遣わせたザキヤマだ。覚えてないのか?」
いや、覚えている。そうだオレはkrewサイトのお姉さんと話していて、エクセル王国に飛ばされたんだ。でも、「krewモンスター」を謳うこのザキヤマとともに、なぜこの国に飛ばされたかはなんとなくわかる。オレがkintoneに詳しいからだ。
オレの名前はオオタニ。サイボウズのkintoneで業務改善を進める業務ハッカーだ。kintoneでのシステム構築を手がける開発会社に入社し、そこからkintoneの世界にはまり、ユーザー企業の業務改善コンサルティングまで手がけるようになった。
そんな日々を送っていたので、実は転生したこの世界でもやることは変わらないようだ。ザキヤマからはRPGやラノベでよくありがちな基礎的なレクチャーを受ける。このエクセル王国では、業務のすべてが表計算ソフトで行なわれ、kintoneとkrewシリーズの組み合わせだけがエクセル王国を救えるという。
「さあ立つのだ! オレがkrewについて教えてやる。エクセル王国の人たちにkintoneとkrewシリーズを広めるのだ」
「古典的名作SFの●●マスターみたいなこと言いやがって。オレがkintoneを一番をうまく使えるんだ!……って、なんかいろいろ混ざってるけど、kintoneを現場で使って、業務改善してきたんだぞ」
「確かにkintoneを使えば、いろいろな業務改善が可能になる。しかし、krewシリーズを使えば、入力や編集を楽にしたり、データ分析を容易にしたり、役立つ可視化を実現できるので、業務改善がもっと進むのだ。特に表計算ソフトを使い慣れているエクセル王国の人たちであれば、krewは絶対に必要なツールなのだ。まずはこれで勉強せよ!」
「なんだこの『活用応援サポートページ』というのは? krewサイトはけっこう見ているが、知らないぞ!」
「ふふふ、どうせkrewトップページのお姉さんしか目に入ってなかったんだろう」
「ぎくっ!」
「これはkrewシリーズをこれから使う人、もっと使いたい人が迷わないためのいわば『krewコンテンツマップ』だ。krewで困っている人がいたら、この中から必要な情報を分け与えるのだ!まずはおぬしがこれらを熟知せよ。元の世界に帰るための近道だぞ!」
「くっ。読めば読むほど、知らないことばかりだ」
活用応援サポートのページは、krewってなに?という基本から始まり、活用イメージを理解するための利用例や事例集、そしてどう使うかというハウツー、より深い活用法までさまざまなコンテンツが網羅されている。
最初にオレがやったのはグレープシティサイトにあるkrewアプリのサンプルを閲覧して、利用イメージをつかむことだ。各アプリをクリックし、デモ環境のkintoneにログインすることで実際の動作を確認し、利用イメージを醸成できる。「kintoneを使う」「krewシリーズを使う」ことを目的にせず、kintoneやkrewでどんな問題を解決したいのか、イメージするようにしたのだ。
krewを活用したアプリ
https://krew.grapecity.com/use-case/
これに加え、ザキヤマの特訓を受けたことで、オレはkintone+krewを使いこなすことができるようになった。それどころか、今ではkrewを売ったり、サポートする知識までゲットしている。ただし、krewシリーズのようなプラグインは、本当にユーザーが困ったときにではないと発動できないらしい。いつ発動するのか、どうやって発動するのかはいまだによくわからない。