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【2021年提出】確定申告、失敗しないやり方

2021年03月11日 11時00分更新

文● 松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

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確定申告とは、1月1日~12月31日までの1年間の収入から、必要経費と控除を引いた所得金額を国に申告し、所得税を納付するための手続き

準備編:確定申告に必要な書類を集めよう

 確定申告は、1年間の所得と経費から所得税を計算して申告する手続きです。所得と経費を計算するための書類をまとめましょう。売上のわかる書類は、自分の発行した請求書や取引先から受け取った支払明細書などです。経費は、事業に使う物品購入や交通費、オフィスの水道光熱費の支払いです。これら経費の支払いを証明するための請求書やレシートを集めて整理します。

 請求書やレシートを整理する際のポイントは、種類や支払先別に分けること。例えば、水道光水道熱費は、水道料金、電気料金、ガス料金の領収証を分けて、クリップなどにまとめておきます。クレジットカードでの支払いは、店頭で受け取るレシートとカードの利用明細書がありますが、同じ内容の利用明細と領収書が重複しないように、どちらをもとに計算するかをあらかじめ決めておきます。

 10万円以上のパソコン機材やオフィスで使う家具などの備品購入費は、減価償却費として数年間に分けて経理処理するため、ほかのレシート類とは分けておきましょう。また、薬代や医療費、税金の支払い、保険料は経費ではなく控除の対象となるので、これらも別にしておきます。

 これらの書類をもとに、1年分の売上や経費を記入した帳簿を作り、青色申告の場合は「青色申告決算書」、白色申告なら「収支内訳書」を作成して、確定申告書とともに提出します。これらの提出書類づくりをすべて手作業でやるのは大変ですし、そもそも経理の知識がないと難しいのですが、「やよいの青色申告/白色申告 オンライン」を使えば、自分でやる作業は最初の収入と支出の入力だけ。帳簿や申告に必要な書類はすべて自動で作成されます。

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