シーズン6で追加予定の様々な要素も発表
「R6S」Year6シーズン1「Crimson Heist」発表、新オペレーター「FLORES」やリワークされた国境を先行体験
ユービーアイソフトが販売するタクティカルシューター「レインボーシックス シージ」では、Year6シーズン1「Crimson Heist」を実装予定だ。Crimson Heistでは、攻撃側の新オペレーター「FLORES」を始め、マップ「国境」のリワーク、新サブウエポン「GONNE-6」など、様々な新要素が追加される。
今回、テストサーバーへの実装に先駆けて体験する機会を得たので、紹介していこう。
新オペレーター「FLORES」、遠隔操作で爆発させるラジコン+リモコン爆弾「RCE-RATERO 101」
Crimson Heistで新たに登場する「FLORES」は、アルゼンチン出身の攻撃側オペレーター。リモコンバクダンを積んだラジコン「RCE-RATERO 101(RCE-ラテロチャージ)」を遠隔で操作し、任意の場所で爆発させることができる。ドローンのように操作可能だが、後退はできず前進+ジャンプのみの操作になる。目的の場所へ送り込んで、壁などの表面にセットすると防弾仕様になり、一定時間が経過すると爆発する。
また、プレイヤーの任意でのタイミングでも起爆できるが、一定時間を経過すると自動で起爆するため、RCE-RATERO 101を使用開始する場所と爆発させたい場所の距離は、ある程度調整が必要になる。爆発では様々なガジェットのほか、展開型シールドなども破壊可能。加えて、爆発の中心にいるオペレーターは死亡する恐れがある。
ただし、防衛側のオペレーターには、起爆フェーズに入ると警告のアイコンが出るので、場所が悪くなければ比較的逃げることが可能だ。加えて、起爆フェーズに入る前であれば、銃撃などで破壊することもできる。なお、MUTEのシグナルディスラプターの範囲内に入ると停止するほか、MOZZIEのペストランチャーに捕らえらた場合は、MOZZIEが使えるようになるわけではなく、その場で壊れるようになっている。
実際に使ってみると、BANDITのショックワイヤーやMAESTROのイーヴィルアイ、MELUSIのバンシーソニックディフェンスを破壊するなど、少し前までのTHATCHERのEMPグレネードのような使用方法が可能なほか(現在は一時停止のため)、隠れてカメラをチェックしているオペレーターなどを補足して倒すといったことにも使えそうだ。
なお、メインウエポンはAR33とSR-25、サブウエポンはGSH-18、ガジェットはスタングレネードとクレイモア。加えて、スピードは2、アーマーは2となる。
攻撃と防衛のバランスを調整した国境のリワーク
続いて国境のリワークについて紹介しよう。今回のリワークは、攻撃側と防衛側のバランス調整が主な目的とのこと。室内には様々なリワークが施されたほか、全体的に若干明るくなり、外のヘリや男性の演説の音が小さくなるなどの変更も加えられている。
1階はトイレが拡張され、トイレと窓口外のスペースが室内になっている。また、税関とパスポートチェックの間の壁は、半分破壊不可能になっているほか、備品室はオブジェクトが減り若干スッキリとしていた。
2階は、外側は武器庫ロッカーの外に壁が追加され、リスキルしにくくなっていた。加えて、資料室外のバルコニーに階段が設置され、1階からラぺリングなしで資料室にアクセスできるようになった。さらに、室内は休憩室横の吹き抜け部分に通路を追加。もともと外の通路だった東階段の奥部分が室内になった。そのほか、資料室が少し拡張され、その分オフィスが少し狭くなっていた。
全体的な印象でいうと、同社が攻撃側と防衛側のバランスを調整したというように、大きくリワークしたわけではなく、様々な箇所に少しずつ変更が加えられている感じだった。場所の名称も大きく変わったわけではないので、従来のプレイヤーは比較的すぐリワークに対応できるのではないだろうか。
展開型シールドやガジェットを破壊できるサブウエポン「GONNE-6」が追加
Crimson Heistでは、攻撃側の新たなサブウエポンとして「GONNE-6」が追加される。GONNE-6は、弾丸は1発だけだが、ASHのブリーチング弾のように、銃弾では破壊できないガジェットや展開型シールドが破壊可能なサブウエポンとなる。その分殺傷能力は低く、オペレーターへのダメージは少ない。
なお、GONNE-6を所有しているのは、GLAZ、DOKKEBI、FINKA、LION、GRIDLOCK、AMARU、IANA、ZEROとなる。防衛側の爆弾設置を遅らせるための妨害ガジェットなどが破壊できるようになるので、使い方次第で攻撃側はよりスピーディーな立ち回りができるようになりそうだ。
Crimson Heistでは、マッチリプレイ機能が追加される。マッチリプレイ機能では、マッチを神視点で観戦することができるほか、早送りや巻き戻しといった操作も可能。自分がどうして撃ち負けてしまったのかや、相手はどういった立ち回りをしてきたのかなどをおさらいするのには、かなり使えそうな機能だろう。
そのほかの変更点としては、イヤーパスを廃止し、バトルパスに1本化。加えて、オペレーターのアンロックがバトルパスでも可能になるという。また、Year6からキーアートやロゴが刷新されるほか、オペレーターメニューやウエポンスキンなどの画面デザインにも変更が入る。
Crimson Heist以降のアップデートも少しだけ発表
先行体験時のブリーフィングでは、Crimson Heist以降のアップデート内容も少しだけ明らかになった。その中で一番印象的だったのは、倒された後の仕様の変更だ。現在は倒された後は、使えるカメラを使用して味方に情報共有するのが主だと思うが、今後のアップデートで自分のドローンやガジェットを操作できるようになるという。
攻撃側、防衛側のドローンのほか、MAESTROのイーヴィルアイ、ECHOのホバリングドローン、ZEROのアーガスランチャーなどは、倒された後でも操作可能になる。これにより、倒された後にもできることが増えるため、ドローンや操作可能なガジェットはより重要になり、戦略にも大きな変更が必要になりそうだ。
また、オペレーターにも変更が入る予定だ。MELUSIは、バンシーソニックディフェンスの仕様が変更される。元々は銃弾では破壊できなかったが、今後は一部のみが防弾となる。中央部分が花のように開き、その部分を銃で撃てば破壊できるようになる。GOYOのボルケーンシールドは、シールドではなくなり、MELUSIのバンシーソニックディフェンスのように設置する仕様になるとのことだ。
さらに、攻撃側は準備フェーズ中にオペレーターの変更が可能になる。これにより、攻撃側は防衛側のオペレーターに合わせてオペレーターを再選択することができるので、こちらも大きな仕様変更といえるだろう。
そのほか、レピュテーションシステムも導入予定。これにより、プレイヤーがチームにとってどのような存在かが評価されるようになる。良いプレイヤーには報酬を、害悪なプレイヤーにはペナルティを与えるような仕組みになるという。
今後実装するオペレーターとマップは、シーズン2にナコダのオペレーター、ファベーラのリワーク、シーズン3にクロアチアのオペレーター、シーズン4にアイルランドのオペレーター、アウトバックのリワークが予定されている。
システムとしては、害悪プレイヤーに対するセキュリティーを強化し、DDoS攻撃をするプレイヤーを発見し、勝利をはく奪できるようになるという。加えて、新たなツールを使って、テクスチャーパックなどはサーバーからオンデマンドでダウンロードする仕様になり、ゲームサイズを縮小する予定とのことだ。
「バイオハザード」や中村 育美氏とコラボレーションしたスキンが登場することも発表。バイオハザードとのコラボでは、ZOFIA用としてジル・バレンタインのスキンが実装予定。加えて、中村 育美氏とのコラボレーションでは、ホラーの世界観を踏襲したスキンが登場する。
Crimson Heist以降のコンテンツの実装時期は未定だが、まだまだ様々な要素の追加、変更が実施される。こちらについては、今後の続報に期待したい。
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