■ワイモバイルは家族割で反撃、切り札「iPhone 12」も
楽天の発表に続き、ソフトバンクは「ワイモバイル」の新料金プランをテコ入れしてきました。UQモバイルの「3GB 1480円」に対抗し、ワイモバイルはセット割または家族割適用時の2回線目以降の割引額を増やしています。
また、2月4日に開かれたソフトバンクの決算説明会ではエリアや端末といった点でワイモバイルの優位性を強調しました。
ワイモバイルのネットワーク品質はソフトバンクと同じで、エリアは楽天を圧倒しています。今夏に「人口カバー率96%」を目指す楽天ですが、96%でつながるのは人口密集地に限られ、まだまだ圏外の場所は残ると予想されています。
大手3キャリアは、そこから1%ずつ数字を高めるのに莫大な時間とコストをかけたことで知られています。「96%から99%まで、数兆円単位のお金がかかる」と宮内謙社長は言います。
さらに端末では、ワイモバイルの5G対応にあわせて「iPhone 12/iPhone 12 mini」の取り扱いを発表。現行の主力機種を投入することで、5Gの提供が今夏となるUQはもちろん、iPhoneにまだ正式対応していない楽天に強いプレッシャーを与えています。
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