GIGABYTE美人広報とジサトラが2020年を振り返る
GIGABYTEブランドの安価な液晶を展開
ゲームアシスト機能が進化
【キタムラ】ビデオカードの性能をフルに引き出すには液晶も大事です。GIGABYTEさんは今年とくに液晶ディスプレーに力を入れていましたね。
【ソフィア】はいそのとおりです。FI27QからG34WQCまで、たくさん製品を発売しました。
【川村】GIGABYTEは、2019年に初の液晶AD27QDをAORUSブランドで発売し、ゲーミングディスプレーの市場に参入しました。ただ、AORUSはハイエンドゲーミングのブランドなので値段的に高いということもあり、もっとコストパフォマンスの良いモデルを提供したいということで、今年からGIGABYTEブランドのゲーミングディスプレーの展開をはじめました。
【ソフィア】32インチ湾曲液晶のG32QCを最初にリリースして、その後27インチのG27QC、G27FCと、平面ディスプレーのG27Q、G27Fを発売しました。極めつけは34インチのG34WQCです。
【岡田】GIGABYTEはマザーボード、ビデオカードをはじめ、CPUクーラー、メモリー、SSD、ケース、電源、キーボード、マウスなどあらゆるPCパーツを製造してきました。CPU以外で唯一出していなかったのが液晶ディスプレーだったんですね。なので今年は液晶に力を入れて、(CPU以外は)すべてGIGABYTE製品でそろえられることをアピールしたかったのです。
【キタムラ】実際に使ってみましたが、ゲーミングアシスト機能が秀逸なんですよ!あれだけでもGIGABYTEの液晶を買う価値がありますね。
【川村】発砲時のブレ(モーションブラー)を低減するエイムスタビライザーや、暗がりの視認性を高めるブラックイコライザーは、ユーザー様からもご好評いただいております。とくにFI27Q-PとCV27Qのブラックイコライザーはバージョン2.0に進化していますので、よりはっきりと暗部を視認できると思います。
【ハッチ】そうすると、今後発売される製品は全部ブラックイコライザー2.0になるんですか?
【川村】1.0と2.0は回路が違うのでソフトウェアの更新ではアップグレードできないんですよ。なので、GIGABYTEブランドの液晶はこれまで通り1.0を搭載して、AORUSブランドの製品に2.0を搭載することで両ブランドを差別化していくことになりますね。
【ハッチ】今年は他社も含めて、高リフレッシュレートの液晶パネルに注力してましたね。3年前までは120~144Hz駆動だったのに、去年から今年にかけて240Hzとか360Hzとか、いきなり2倍以上高速な製品が次々と発売されて驚きました。
【キタムラ】俺はもう50近い年齢だからさ、120Hz以上は見ても違いがわからないよ。
【ソフィア】60Hzと120Hzの違いはよく見比べるとわかりますが、私も120Hzと240Hzの違いはわかりません。プロゲーマーはリコイルコントロール時やリロード時にその違いがわかるそうですよ。
【ユージ】ボク、なんとなくわかりますよ(ボソッ)。液晶パネルもいいですが、GIGABYTEの液晶って背面もかっこいいんですよ。派手すぎず、かといって控えめでもない。AORUSシリーズだと発光するし、ゲーミング液晶としての要素はしっかりおさえてるんですよね。OSDもボタンじゃなくNINTENDO SWITCHみたいなレバーで直感的に操作できるのがいいです。
【キタムラ】さらりと240Hzがわかるアピールするユージに嫉妬(笑)。それはそうと、液晶ディスプレーのOSD設定を、Windows上で操作できる「OSDサイドキック」もかなり便利だよ。アプリにすべての設定が一覧表示されるからわかりやすいし、それをマウスで操作できるから使いやすい。OSDサイドキックを利用すると、OSDで設定する従来の手法が煩わしくなるんだよね。
【ハッチ】OSDサイドキックは他社も見習ってほしいなぁ。液晶側で画面設定するの面倒なんだもん。せっかく設定してもさ、最後に決定とキャンセルを押し間違えて最初からやり直しなんてこと、よくあるからさ。
【ユージ】今年に続き来年も、高リフレッシュレートの製品や4K解像度といったトレンドが続きそうですね。
【川村】GIGABYTEは2021年も引き続き液晶ディスプレーに力を入れていきます。マウス/キーボード/液晶などの機器を複数のPCで共有し切り替えて使えるKVM切替器を内蔵したディスプレーや、4K解像度でHDMI 2.1に対応したディスプレーなどを発売予定ですのでご期待ください。