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持ち運びにも最適なサイズでお手頃モバイルマシンとしてもオススメ

文字通り “柔軟性” を備え仕事用サブ機にも最適、2in1で幅広い用途に使えるノートパソコン<IdeaPad Flex 550i Chromebook >

文●林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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Webサービスの利用は快適、アプリは相性次第だが、動けば快適

 アプリはGoogle Play ストアからのインストールになる。Android端末からのGoogle Play ストアと同じで、対応するアプリのみインストール可能だが、SoC性能からまともに動作するアプリは軽めのものに限られる。音楽再生や動画再生アプリは問題ないのだが、一部ゲームのように負荷の高いアプリは、インストールできてもタイトル画面あたりで止まることもあった。

 実際に作業してみたところ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドといったWebサービスのほか、手書きアプリについても入力遅延もなく快適だった。これはGeekbench 5のスコアからも納得のいく結果だ。写真加工アプリは本格的なものだと重たいのだが、Instagramのようにフィルターを適用するだけのようなタイプであれば問題ナシと、アプリ中心よりは、Webサービス中心での運用に適している。

初期セットアップ時、すでにAndroid端末を使用しているとインストール可能なアプリが表示される

右下から設定にアクセスできる

アプリの一覧

Chrome を使う分にはWindowsと同じ感覚。またCPU-ZでCeleron 5205Uの素性も確認できた

Geekbenchmark5。スコアとしてはお手頃価格のAndroid端末に近い

3DMark Sling Shot priset。意外とスコアは高め

インストールについてはPlayストア段階で対応可否がわかる

『Traffic Rider』は問題なく動作した

 キーボードは、ほぼフルサイズのアイソレーションタイプになる。エンターキー周辺が特殊レイアウトになっているが、文章作成やスプレッドシート作成といった用途で詰まることはなかった。Windowsやmacをさわっていたことがあれば、感覚的な違いで驚くことはないだろう。便利な点としては、スペースバーの左右に英数とかな変換切替があること。左上にも変換切替キーがあるのだが、そこまで指を伸ばす必要がなく、テキスト作成時に重宝する。

キーボード面。左右にスピーカーもある

 メールの作成や表計算のほか、簡易なグラフィック作成もできる。ヘビーな作業は難しいのだが、Webサービス中心の運用であればスペックはほとんど気にならない。メインというよりはサブに近く、メイン環境で作業している場合は2in1の形態自由度を活かし、資料表示用にしたり、音楽を再生したりと様々な出番がある。

 持ち出すときにもバッテリーライフは長く、比較的軽量であるのもポイント。ビジネス用途に限るなら十分に作業に耐えてくれるだろう。在宅でデスクトップで作業していて、持ち運び用のサブ機などを探しているのであれば、<IdeaPad Flex 550i Chromebook >はピッタリではないだろうか。

IdeaPad Flex 550i Chromebook の主なスペック
CPU Celeron 5205U(1.9GHz)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 4GB
ストレージ 64GB eMMC
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)、IPSパネル、10点マルチタッチ対応
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0 Type-C×2(Power Delivery対応、Display Port出力機能付き、DC-in機能付き)、フルサイズUSB 3.0、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、microSDカードリーダー
サイズ/重さ およそ幅310×奥行212×高さ17mm/約1.38kg
OS Chrome OS
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