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バッテリー約2週間 フォッシル「ハイブリッドHR」屋外アクティビティーのルート表示を試す

2020年11月30日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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専用アプリの「ホーム」タブから、「さらに見る」をタップ(左)。屋外ワークアウトのログにはマップが表示されるので、これをタップ(右)

スマートフォンからはアニメーションで確認可能

 より詳細なルートの情報を確認したい場合には、アプリから記録を表示する。一例として、「Fossil Hybrid Smartwatches」アプリの下部にある「ホーム」タブを選び、グラフ表示の下部にある「さらに見る」をタップすると、歩数の画面でワークアウトの履歴を確認できる。そして、この一覧画面において屋外ワークアウトの場合には、時間、消費カロリー、ペースなどの情報と合わせて、地図上での移動経路が表示される。

 表示された地図をタップすることで、マップ画面が全画面表示に切り替わる。下部のボタンで、マップ表示の「標準」、衛星画像の「サテライト」、衛星画像にマップ情報表示を組み合わせた「ハイブリッド」の3種類を選択可能だ。また、この画面を上方に引き上げることで、最大心拍数や、ピッチなどの情報も確認できる。

ここでは「ハイブリッド」表示を選択。右上の再生をタップした(左)。移動経路がアニメーションで表示され、最高速度地点やワークアウト中に撮影した写真などが強調された(右)

 同画面右上の再生ボタンをタップすれば、地図上のアニメーションとして、時間経過に伴う移動の様子が再現される。地図上では、最高速度のポイントが明示されるほか、アプリ起動中に撮影した写真も表示された。なお、写真を複数撮影した場合にも、それらが順に表示された。

 例えば、ファンランで長距離を走行する場合や、日課として散歩を続けるような場合にも、後から実績を楽しみながら見返しやすい。家族や友人に「ここを走ったんだよ/歩いたんだよ」と経路と撮影した写真を順に見せられるのであれば、話も弾みやすいだろう。

 ハイブリッドHRは、電子ペーパーをディスプレーに活用しているため、バッテリーを充電しなくても2週間以上も使い続けられる点が魅力だ。アナログ時計らしい見た目や、装着感のよいバンドも相まって、健康を意識するために日々装着するにはよい相棒となると思う。スマートフォンを携行する必要はあるが、屋外ワークアウトの経路測定も十分な精度で利用できるし、アプリの設計が丁寧にされていて、楽しく振り返れるような工夫が目立ったことも好印象だった。

 

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