このページの本文へ

ラトナ、エッジプラットフォームの主要技術マイクロサービスをGithub上にオープンソース化

Latona, Inc.
2020年11月02日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Latona, Inc.
ラトナ株式会社(代表取締役 : 大田和響子、以下Latona)は、このたび、自社が開発・運営するエッジコンピューティングプラットフォーム『AION(TM)』における主要技術ならびに主要マイクロサービスを、特許取得済技術を含めて、Github上(https://github.com/latonaio)に、本日11月2日にオープンソース化したことをお知らせいたします。


■背景
Latonaでは、創業時よりIoT/エッジコンピューティングの事業開発・技術開発を推進しており、コンテナオーケストレーション技術を用いてエンドポイントやセンサーシステムを対象にマイクロサービスを開発してまいりました。

このたびLatonaは、これらエッジ技術を普及させることで、パワーアップしたエッジ技術を幅広く認識していただき、製造から小売に至るまであらゆる産業における利便性を高めるべく、自社が培ってきた技術を、国内・国際特許取得済技術を含めて、オープンソースとして公開することといたしました。





■オープンソース化した技術・マイクロサービスの概要
LatonaによりGithub上にMITライセンスとしてオープンソース化された81の主要技術・マイクロサービスには、次のものが含まれます。(一部抜粋)

・マイクロサービスアーキテクチャをエッジコンピューティングの環境上でkubernetes(エッジデバイス内の独立したマスタノード)とともに安定稼働させるためのプラットフォームAIONコア
https://github.com/latonaio/aion-core

・エッジコンピューティングデバイスにおいてUSBカメラから映像をストリーミング配信するマイクロサービス
https://github.com/latonaio/stream-usb-video-by-rtsp

・エッジコンピューティング環境におけるOpen CVによるテンプレートマッチング(テンプレート画像に一致する画像の小さな部分を見つける手法)
https://github.com/latonaio/Template-Matching-by-OpenCV-Server)

・安川電機のロボットコントローラから高速Ethernetにて電気信号やデータを読み取る機能
https://github.com/latonaio/control-yaskawa-robot-r-kube

■オープンソースプラットフォームのアーキテクチャ
LatonaではBitbucketを社内用のソースコードのバージョン管理ツールとして使っており、Latonaにてプライベートで管理されているBitbucket上のリポジトリを、パブリックで管理されているGithub上にあげることでオープンソース化を行います。以下の図では、Concourseという継続的インテグレーションツール(CI)を使った、オープンソース化におけるテスト・ビルド・プッシュの自動化のアーキテクチャを表しています。


■今後の技術開発・事業展望
当社で開発した技術は、使いやすさの向上及び弊社製品としての機能拡充を目的として開発・推進を進めています。また、今後もLatonaは、Latona内の自社技術・事業関連プロジェクトにとどまらず、パートナー企業との戦略的提携を進めながら様々な分野での事業開発推進・プロダクト開発推進を行ってまいります。

【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設立日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-8 WeWork Iceberg

事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、AI分野での事業・技術開発推進、旅館・ホテル・小売業に対する顧客おもてなしアプリケーションサービスの提供、クラウドコンピューティング事業、ドローン関連事業、ほか

URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン