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Apple Watch 6に新デザインのiPad Air! 秋のアップル発表会第1弾 第24回

アップル歴約40年の筆者による「初めてのApple Watch」体験、Series 6レビュー

2020年10月27日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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「睡眠」アプリの設定

睡眠時間の履歴表示

ほとんど設定なしで自動監視してくれるウェルネス機能

 今回、最初にApple Watchの電源を入れてiPhoneとペアリングした後、自分用に設定したのは、実はたった1つの項目だけだった。それは「睡眠」アプリで設定する「就寝時刻」と「起床時刻」だ。実は最初の日は、まったく何も設定しないで使い始めたのだが、それだと夜寝ている間にも、色々な通知を出してきたりして、就寝中であることをまったく気にかけてくれていないことが分かった。そこで翌日に、睡眠の開始と終了の時刻だけでもと思って設定してみた。

 この設定だけで、Apple Watchは自動的に睡眠のトラッキングをしてくれるようになった。起きている間の活動のモニタリングも含めて、実際にこれだけで何も困ることなく使い続けることができた。実に簡単だ。

 睡眠トラッキングの結果については、Apple Watch本体では、基本的には時間の長さしか表示してくれないようだ。

 それでも、日毎の変化が簡単に把握できる表示は分かりやすい。目標を達成した日は青く表示されるので、曜日毎の傾向もつかみやすい。

睡眠時間の履歴表示

 とはいえ、iPhoneのヘルスケアアプリを開けば、睡眠時間についても細かな情報をいつでも表示できる。

iPhoneのウェルネスで確認する睡眠時間

 この表示には薄い青の部分と濃い青の部分がある。おそらく体の動きが多い時間帯が薄い青、安静状態で濃い青になるものと思われるが、これについては詳しい説明も表示されず、今ひとつピンとこない。

 私は、もともと睡眠時間は規則的な方だと思っている。特に起きる時刻は最近は常に8時ちょっと過ぎくらいで一定している。アラームのようなものを設定しなくても、だいたいきっちり目が覚める。就寝時刻については、なるべく1時くらいには寝たいと思っているものの、なんだかんだで2時近くになってしまうことも少なくない。ところが、睡眠アプリに就寝時刻を1時と設定したことで、なんとなくそれを守ろうとする動機が芽生えた。セットした就寝時刻の15分くらい前になると、寝る準備をするよう通知がくるというのもあるが、一定の時刻をセットしたことによる心理的な拘束感のようなものも確かにあり、試用期間中は目標の睡眠時間を達成できた日も多くなった。それだけでも、このアプリの効果が感じられる。

 なお、ヘルスケアの「ハイライト」には、睡眠中の心拍数の変化も表示されるのが興味深い。おとなしく寝ているつもりでも、何か嫌な夢でも見ている時間帯には心拍数が上がったりするのだろうか。

「ハイライト」に表示された睡眠中の心拍数の変化

 一方、起きている間の活動、つまり「アクティビティ」は、3つの要素に分けてモニターし、3つの同心円による「リング」として表示してくれる。

アクティビティのリング

 3つの要素とは、「ムーブ」、「エクササイズ」、「スタンド」だ。これらが実際の活動と、どのように対応して計測されるのか、具体的なことは完全には理解できていないが、ムーブは「アクティブカロリーの消費量」、エクササイズは「早歩き以上の運動をした時間」(分単位)、スタンドは「立ち上がって1分以上体を動かした時間の合計」(時間単位)を示すとされている。

 ムーブとエクササイズは、それぞれ「消費カロリー」と「運動していた時間の長さ」ということで、一般的な計測機能だろう。ユニークなのは「スタンド」で、1時間のうち50分間座り続けている人に立ち上がって(1分以上)体を動かすことを促し、実際に立ち上がっていたかを記録して表示するもの。座って仕事をし続ける傾向にあるユーザーには、ありがたいワーニング機能となるだろう。

リングの内訳表示

 またアクティビティとは別に、「ウォーキング+ランニングの距離」も自動的に計測してくれる。私の1日の行動は、まず朝起きるとすぐに犬の散歩に出る。その際には、天候や犬の気分次第で歩く距離が異なるが、だいたい長くても1km以下であることが、Apple Watchの記録から分かった。大した運動にはなっていない。その後自宅で朝食を取ってから、歩いて15分くらいの距離にある個人の仕事場に徒歩で移動する。真夏は暑すぎるので自転車を使うようにしているが、それ以外の時期はできるだけ歩くようにしている。それでも片道2kmに満たないことが、やはりApple Watchの記録から意識できた。当然ながら帰りも同じ距離を徒歩で戻る。

「ウォーキング+ランニングの距離」

 普段歩く距離は、地図で確かめれば分かることなのだが、これまであまり数字として意識したことがなかった。それがこうして可視化され、数字として意識するようになったのは、やはりApple Watchの効果だ。特に目標を定めているわけでもないが、なんとなく、これだけでは1日の運動量として不足しているような気がしてきた。これを機会に、そのあたりを見直していきたいと思うようになっている。

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