このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

SUPER GT 2020 GT300観戦レポート 第5回

SUPER GT第5戦富士は予選結果を覆す展開でランキングトップが入れ替わる!

2020年10月21日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 写真●加藤智充 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

56号車の勢いは留まるところを知らず!
圧倒的速さで1位を独走!

 56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの勢いは衰えること知らず、14周目のコカコーラコーナーで6号車 ADVICS muta 86MCを捉えてトップへ躍り出た。

レース前半トップを走行していた6号車 ADVICS muta 86MC

 ピットが慌ただしくなってきたのは20周目から。最初に飛び込んできたのは55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹組)。トップの56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rがピットインしたのは29周目。フルサービスを受けて2番手でコースに復帰する。

ピット作業をする6号車 ADVICS muta 86MC

 全車ピットインが終わった38周目でトップはタイヤ無交換作戦を敢行した52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT。2番手に56号車リアライズ 日産自動車大学校 GT-R。3番手にタイヤ左側2本交換作戦を敢行した65号車 LEON PYRAMID AMGが続く。

全車ピット作業後にトップに立った52号 車埼玉トヨペットGB GR Supra GT

全車ピット作業後、2番手を走行する56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R

全車ピット作業後、3番手を走行する65号車 LEON PYRAMID AMG

 あとはコース上での戦い。逃げる52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT、追う56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの争いは47周目の1コーナーで52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがブレーキングミス。そこを56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは見逃さず、立ち上がりから2コーナーでアッサリとパス。トップに返り咲くと56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rはぐんぐん差を広げていき独走態勢を築く。

52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GTをパスしトップに返り咲いた56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R

 一方、後続争いは激化。3番手の65号車 LEON PYRAMID AMGが52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GTに接近。さらに55号車 ARTA NSX GT3もやってきて三つ巴の様相へ。

55号車 ARTA NSX GT3

 60周目。55号車 ARTA NSX GT3はヘアピンカーブで65号車 LEON PYRAMID AMGのインに飛び込み3番手に浮上。さらにメインストレートで52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GTを力でねじ伏せて2番手にアップ。これに65号車 LEON PYRAMID AMGが続いて3番手に浮上。

表彰式の様子

 ここでチェッカーが降られ、優勝は56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R。2番手に55号車 ARTA NSX GT3、3番手に65号車 LEON PYRAMID AMGが入った。

 この結果、ポイントランキングは3位入賞の65号車 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥/菅波冬悟組が50ポイントでランキング首位に。2位は第4戦までトップを守っていた11号車 GAINER TANAX GT-R の平中克幸/安田裕信組が41ポイントで続く。

11号車 GAINER TANAX GT-R

 3位には優勝したリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組が36ポイントとなった。

 第6戦は鈴鹿サーキットに戻り、10月24~25日の2日間行なわれる。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ