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作業を絞ったコスパ重視マシンにも、写真・動画編集もできるハイスペックなスタンダードノートPCにもカスタム可能

第10世代Coreで4K有機ELも選べる富士通15.6型ノートPC「LIFEBOOK WA3/E2」用途別のオススメの買い方

2020年10月08日 07時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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「LIFEBOOK WA3/E2」

第10世代のCoreプロセッサー搭載の15.6型ノートパソコン
LIFEBOOK WA3/E2

 富士通クライアントコンピューティング(以下、富士通)で販売中の「LIFEBOOK WA3/E2」は、2020年6月に発売した、第10世代のCoreプロセッサー搭載の15.6型ノートパソコンだ。通常価格は13万6480円だが、購入時に18%オフのクーポンを適用すると11万1913円で購入できる(10月5日現在)。

 記事で紹介しているのはメタリックブルーというカラーバリエーションだ。メタリックブルー以外にも、ブライトブラック、プレミアムホワイト、ガーネットレッドのカラーバリエーションを用意。いずれも光沢感のあるカラーで、表面はツヤツヤとしている。

 メタリックブルーのトップカバーは、アルミ風の光沢を持った、深いブルーだ。光沢感のあるカラーのノートパソコンは指紋が目立つことが多いのだが、このカラーの場合、地の色が、表面に付着した手の脂などがギリギリ目立たないほどの明度で、指紋はそれほど目立たない。

 グレーやブラックといった普遍的な色よりは少し個性を持たせたい、でも、汚れやすいのはイヤだというユーザーにはいい選択になるだろう。

用途別、オススメの買い方は?

 同社の直販ノートPCは、モデルによりBTOメニューから選択できる構成が異なるが、LIFEBOOK WA3/E2は、BTOカスタマイズメニューが豊富なのも特徴の1つ。

 同社の直販サイト「富士通WEB MART」でカスタマイズができ、CPUはCore i3-10110U、Core i5-10210U、Core i7-10510Uから選択でき、メモリーは4GB、8GB、16GB、32GBまで、ストレージは約500GB HDD、約1TB HDD、約512GB SSD、約1TB SSDのほか、約256GB SSD+約1TB HDD、約512GB SSD+約1TB HDDから選択可能だ。

トップカバーのツヤツヤとした光沢感が特徴的

 ただ、これだけ選択肢が豊富だと、買い方に迷ってしまうのも事実。そこで、本稿では用途別のオススメの買い方を紹介しよう。BTOで自由にカスタマイズできるパソコンは、用途を想定して、必要十分なスペックで組むことをオススメする。パソコンのスペックは「大は小を兼ねる」部分があるので、「とりあえず1番いいものにしておく」のも1つの手ではある。

 ただ、Core i3を選択した場合とCore i7を選択した場合では価格は4万5100円(10月7日現在は期間限定で4万1100円)異なるし、メモリー容量も8GBと32GBでは6万2700円(10月7日現在は期間限定で4万9700円)異なる。スペックの違いで10万円以上の価格差が出ることになるので、個人的には、必要十分なスペックを選択し、予算が余ればその分、周辺機器や他のデバイスに投資をする方がオススメだ。

使い方別、オススメの買い方は?

 買い方を決めるときは、まずCPUを決めるといい。PCの処理性能はCPUに依存する部分が大きく、また、ノートパソコンの場合、デスクトップパソコンのようにあとで換装するわけにもいかないので、最も重要な選択になるといっていい。

 LIFEBOOK WA3/E2の場合、選択できるCPUはCore i3-10110U(2コア/4スレッド、2.1~4.1GHz)、Core i5-10210U(4コア/8スレッド、1.6~4.2GHz)、Core i7-10510U(4コア/8スレッド、1.8~4.9GHz)の3種類だ。

余裕を持たせたキーボードレイアウト

 このうち、Core i3-10110Uだけは2コアで、Core i5-10210U、Core i7-10510Uの4コアとは構造が大きく異なる点に注意したい。Core i3-10110Uは2コアでも、仮想的にコア数を増やして処理するハイパー・スレッディングに対応するが、一般的に、2コアと4コアでは1.5倍前後ほどは処理性能に差が出るといわれる。

 ベンチマークをとればその差は数値に現れるが、本稿では主に体感的な差について解説したい。大きく差が出るのは並列作業時である。たとえば、表計算ソフトとブラウザーでの入力作業を同時に行ない、画像編集ソフトも立ち上げるといった場合である。

 この例でいえば、表計算ソフトとブラウザーでの入力作業程度は、Core i3でもほぼ問題がない。同時に、YouTubeのストリーミング再生をしたり、画像が多めに挿入された文書ファイルを開いても、より上位のCPUとの差が気になる人は少ないと思う。

 ただ、上記に加えて、画像編集ソフトまで立ち上げる機会が多い場合は、Core i5以上を選びたい。Core i5は価格と処理性能のバランスが取れていて、アプリケーションを4つや5つ同時に開き、ウィンドウを切り替えながら次々に処理していくような使い方をしても、ほとんどストレスは感じない。

 さらに、ときどき動画の編集をしたり、画像編集ソフトと、ベクター画像の編集ソフトを同時に立ち上げたりすると言った場合は、Core i7-10510Uを立ち上げた方が無難だ。

プリズムクリアキーは、斜めから見ると透明感があってきれいだ

 筆者はCore i7搭載機(16GBメモリー)の大型ノートパソコンと、Core i5搭載機(8GBメモリー)の小型ノートパソコンを使っているが、テキストの作成、ブラウザーでのCMSの入力、画像編集、動画のストリーミング再生など、ほとんどの作業はCore i5機ですませてしまう。同時に立ち上げても、処理落ちをすることは稀で、ストレスはほとんどない。

 ただ、動画の書き出しをしている最中に、画像編集ソフトを立ち上げた場合などは、立ち上げに異様に時間がかかったり、アプリケーションが一時的に反応しなくなったりすることがあるので、特に高負荷な作業をする場合は、Core i7機を使うようにしている。

 動画編集を日常的にする場合は、より上位のCPUやGPUを搭載した専用のパソコンを選ぶ方が望ましいのだが、「業務でときどき動画を編集することはあるが、カットやテロップ入れ程度の簡易な編集である」といった場合は、Core i7でも十分に対応できる。

 さらにいうと、Core i5でも対応できないこともない。だが、横着してCore i5で動画編集をすると、ほかのアプリケーションで負荷がかかっているときに、プレビュー時にコマ落ちがひんぱんに起きたり、数分の動画の書き出しに15分や20分を超える時間がかかったりすることもあり、Core i7との差は体感できるレベルになる(負荷のかかる作業にはメモリー容量も密接に関係するが、後述する)。

 まとめるなら、事務作業がメインならCore i3-10110Uでも必要十分だが、画像編集も日常的にするならCore i5-10210U以上を選択するといい。さらに、動画編集など、より高負荷な作業をすることがあるなら、Core i7-10510Uを選ぶのがオススメだ。

パームレスト部分は、ヘアライン調に仕上げている。サラサラとしていて指紋もつきにくい

 次に重要なのがメモリー容量。メモリーはストレージからデータを読み出してすぐに処理ができるよう一時保存する、いわば作業台の広さになる。LIFEBOOK WA3/E2は4GBから32GBまでのメモリー容量が選択できるが、WIndows 10 Home(64bit)は、OSそのもので1GB~1.5GB程度はメモリーを消費するため、4GBでは実質、2GB~2.5GBほどでほかの作業をまかなうことになる。

 事務作業がメインなら4GBでも必要十分だが、家庭用でも、可能なら8GBを選択すると無難だ。16GB、または32GBを選択すれば、ゲーミングパソコンや制作向けパソコンと同等レベルのメモリー容量になり、より、余裕を持った作業が可能になる。

 CPUとの組み合わせでオススメなのは、Core i3-10110U+4GB/8GB、Core i5-10210U+8GB/16GB、Core i7-10510U+16GB/32GBとなる。Core i3-10110U+32GBといった組み合わせでは、そもそも32GBものメモリーを消費する作業をする機会も少なく、価格分の恩恵は得られにくい。

ディスプレーの発色はとてもいい。視野角も広く、動画鑑賞にも向いている

 悩ましいのがストレージだ。LIFEBOOK WA3/E2はストレージもかなり自由にカスタマイズでき、最小構成では500GB HDDだが、512GB SSDや256GB SSD+1TB HDD、最も高価なカスタマイズでは、1TB SSDも選択できる。

 1TB SSDへのカスタマイズは8万8000円(10月7日現在は期間限定で7万円)で、かなり高額になるが、読み出しが早く、HDDと比較して衝撃にも強いというSSDのメリットと、大容量を兼ね備えているのは魅力だ。

 「できればSSDにしたいが、あまり高額な予算をかけたくない」という場合、バランスが取れていてオススメなのは256GB SSD+1TB HDD(3万6300円)のカスタマイズだ。この構成なら、OSやアプリケーションはSSDによって速く立ち上げられるし、重く、それほど頻繁に扱わないデータや、過去の作業データなどは、1TB HDDに保存すればいい。

 SSDを搭載するカスタマイズは、256GB SSD+1TB HDDの組み合わせを除いて、どれも4万円を超え、なかなか高額なカスタマイズになってしまう。OSやアプリケーションの立ち上げ速度にかかわるので、できればカスタマイズしておきたいが、予算と相談して決めるといいだろう。もちろん、SSDにこだわりなければ、標準の500GB HDDや、1TB HDD(8800円)というリーズナブルなカスタマイズも選択できる。

 DVDスーパーマルチドライブか、Blu-ray Discドライブかの違いは、マシンの処理性能には影響しないので、好みで選ぼう。Blu-rayも再生したいならカスタマイズするといい。

買うときは用途を決めてから!

 富士通WEB MARTでは、PCをお得に購入できるクーポンを配布している。さらに、カスタマイズも期間限定で値引きをすることがある。

 たとえば、ある程度負荷のかかる作業や、家庭向けのエンターテインメント向けに使える、万能なマシンを組むとしよう。構成はWindows 10 Home(64bit)、Core i5-10210U、16GBメモリー、256GB SSD+1TB HDDとした。

 この構成の標準価格は21万480円だが、クーポンを適用し、カスタマイズの値引きも適用されると、17万2593円(10月5日現在は期間限定で16万8384円)となる。

 値引率は時期によって変動するため、お得に購入できるタイミングを狙うといい(なおカスタマイズメニューの価格は10月5日現在のものである)。

オススメの買い方一例

ハイコストパフォーマンスな作業用マシン:Windows 10 Home(64bit)、Core i5-10210U、4GBメモリー、500GB HDD(11万1913円)

ある程度何でもこなせる万能マシン:Windows 10 Home(64bit)、Core i5-10210U、16GBメモリー、256GB SSD+1TB HDD(17万2593円)

動画編集やゲームにも活用できるハイスペックマシン:Windows 10 Home(64bit)、Core i7-10510U、32GBメモリー、256GB SSD+1TB HDD(22万1875円)

※価格は全てクーポン、カスタマイズ値引き適用後。10月5日時点。
試用機の主なスペック
CPU Core i3-10110U/Core i5-10210U/Core i7-10510U
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 4GB/8GB/16GB/32GB
ストレージ 約500GB/約1TB HDD/約512GB SSD/約256GB SSD+約1TB HDD/約512GB+約1TB HDD/約1TB SSD
ディスプレー 1366×768ドット/1920×1080ドット/3840×2160ドット(4K 有機EL)
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ/Blu-ray Discドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.2(Type-C)、USB 3.2(Type-A)×2、USB 2.0(Type-A)、HDMI出力端子、有線LAN、音声入出力端子、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅361×奥行244×高さ27mm/約2.1kg
OS Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit)
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