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Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く 第62回

機能をそぎ落としたエントリーXperia「Xperia M」

2020年10月09日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集● ASCII

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 国内では発売されなかったXperiaのグローバルモデル。今回紹介するのは、2013年第2四半期に登場した「Xperia M」です。

 コードネームは2タイプあって、シングルSIM版がNicki SS、モデル番号は「C1904/C1905」。デュアルSIM版はNicki DS、モデル番号は「C2004/C2005」でした。

 同時期には名機「Xperia Z1」や「Xperia Z1 f」が国内投入されています。こちらはスペック重視のハイエンドモデルですが、グローバル展開としてリーズナブルでかつXperiaの特徴をもつ「Xperia E」や「Xperia M」がリリースされていたのです。

 Xperia Mは4型(480×854ドット)のディスプレーを搭載し、本体サイズは約62×124×9.3mm 、重さは115g。プロセッサーはSnapdragon S4 Plus MSM8277(デュアルコア、1GHz)、メモリー1GB、ストレージ4GBというスペックでした。OSはAndroid 4.1を搭載し、デュアルSIMモデルはAndroid 4.2 として出荷。その後、Android 4.3へとバージョンアップされています。

 ボディーは「Xperia Z」シリーズを踏襲したオムニバランスデザインと、アルミ削り出しの電源ボタンにボリュームキーとカメラボタンを備える外観が特徴です。そのため、ほぼXperia Zのように見えつつも、外装は樹脂製でガラスや金属は使用されておらず、背面は弧を描いたアークデザインを採用していたのです。

 本体からディスプレー面が一段浮いたように見えるツーブロック構造で、ディスプレー下部には通知ランプがあります。なお、カラバリはブラックとホワイト、イエロー、パープルの4色を用意。

 イヤホンジャックもmicroUSB端子もキャップレスなので直挿しが可能なのと、着脱式の背面のカバーだったので防水や防塵といった機能は非対応でした。背面カバーと外すとSIMスロット(シングルSIMの場合は1スロット、デュアルSIMの場合は2スロット)と、microSDカードのスロットがあります。microSDカードは最大32GBまで対応します。また、バッテリー容量は1720mAhで、取り外しも可能です。バッテリーの消費を防ぐ機能の「STAMINAモード」も備わっていました。

 カメラ機能に目を向けると、リアカメラは約500万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R for mobile”を搭載し、LEDフラッシュも備え、HDR撮影や720pの動画撮影も可能です。フロントカメラは約30万画素でした。

 機能面をみると、上位モデルにあるはずのモバイルブラビアエンジンやホワイトバランス、POBoxが搭載されておらず、LTEにも非対応で、かろうじてNFCが搭載されていた程度でした。

 そうした機能的に省かれた部分も含めてのエントリー向けという印象ですが、定番のブラック、ホワイトに加えて、イエローやパープルといった個性的なカラーリングが目を惹き、カラバリを選ぶ楽しさがありました。当時、BluetoothスピーカーやBluetoothヘッドセット、スマートバンドに同系色が用意され、Xperiaアクセサリーとカラーコーディネートするといった楽しさもあったのです。

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