今回のひとこと
「時代に応じて言葉を変えることはあるが、経営の羅針盤をまったくぶれていない。設立趣意書に書かれたソニーの創業の精神は、いまの時代に即した言葉になっている」
まずは、ソニーの「商号まとめ」から
ソニーの祖業であるエレクトロニクス事業を担当するのが、2020年4月1日で設立したソニーエレクトロニクスである。
同社では、イメージング・プロダクツ&ソリューション事業、ホームエンタテインメント&サウンド事業、モバイル・コミュニケーション事業を統括。これらの事業に関わるグローバルセールスマーケティング、生産、物流、調達、エンジニアリングの各プラットフォームを有する中間持株会社だ。
そして、2021年4月1月付で、ソニーは、現在のソニー株式会社の商号を変更し、「ソニーグループ」を発足し、本社機能に特化。これに伴い、ソニーの商号は、ソニーエレクトロニクスが継承することになる。
つまり、ソニーという社名は、ソニーの祖業であるエレクトロニクス事業を行う会社を指すことになり、ゲーム&ネットワークサービスや音楽、映画、金融といった事業は、ソニーグループの経営体制のなかで、ソニーと横並びで、事業運営が進められることになる。

この連載の記事
-
第566回
ビジネス
「へんな人間も私だけになった」、30周年のIIJ鈴木会長 -
第565回
ビジネス
シャープがプライベートショーで披露した、本当はまだ見せたくなかった技術とは? -
第564回
ビジネス
ジャパンモビリティショー閉幕、車は社会に感動を生んでいるだろうか? -
第563回
ビジネス
会計の民主化とはデータ活用であり、意思決定支援である「弥生Next」 -
第562回
ビジネス
キヤノンは「カメラと複合機の会社」ではない、新しい姿を見てほしい -
第561回
ビジネス
岸田文雄首相、日本は生成AIで後れを取ってはいけない、CEATECに合わせ -
第560回
ビジネス
2026年以降の右肩上がりは困難だが、手つかずの領域を攻める、サードウェーブ -
第559回
ビジネス
やったことがないことを敬遠する日本、しかし方向性が定まれば一気に加速する -
第558回
ビジネス
中国でEVが売れるのはスマホ同様、ソフトで進化するから -
第557回
ビジネス
NTTイノベーティブデバイスが始動、光電融合デバイスの開発・生産・販売 -
第556回
ビジネス
国内最大規模のPC工場、2025年の盛り上がりに向けて準備万端 - この連載の一覧へ