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マランツ、Hi-Fi入門機6000 seriesが2世代ぶんの音質進化「CD6007」「PM6007」

2020年09月06日 06時00分更新

文● ASCII

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 マランツは8月21日、Hi-Fiコンポ“6000 series”の新製品として、CDプレーヤー「CD6007」、プリメインアンプ「PM6007」を追加する。価格はCD6007が5万円(税抜)、PM6007が6万4000円(税抜)。発売は9月中旬。

 2016年発表の「CD6006」「PM6006」の後継モデル。なお、海外ではCD6006/PM6006をグレードアップした“UK Edition”がリリースされ高評価を受けていた。新製品のCD6007/PM6007では、この内容も踏まえ、「2世代分の進化を経て完成した」モデルだという。

CD6007

 DACは、シーラス・ロジックの「CS4398」から旭化成エレクトロニクス(AKM)の32bit DAC「AK4490EQ」に変更した。マランツは上位機にAKM製DACを採用している。デジタルフィルター切り替え機能も搭載。標準のフィルター1(スローロールオフ)と、フィルター2(シャープロールオフ)を選べる。

 アナログ部はフルディスクリート構成で、マランツ独自の高速アンプモジュール「HDAM」と「HDAM-SA2」などを使用している。アナログオーディオ用の電源回路に、低電流回路を追加し、100Hzで約30dBと低い周波数帯のノイズレベルを大きく改善した。アナログ回路電源用のブロックコンデンサーは、試作と試聴を繰り返し、新規に開発した2200μFのエルナー製カスタム・ブロックコンデンサーにしている。アナログ出力回路に、オーディオグレードのフィルムコンデンサー、金属皮膜抵抗や精密メルフ抵抗、低ESR導電性高分子コンデンサーなど、上位機譲りの高品位パーツを採用した。

 ヘッドホンアンプも力を入れている部分だ、HDAM-SA2を利用したディスクリート構成だが、オペアンプにも低ノイズ/低歪みの「OPA1678」を新採用。3段階のゲイン切替、ヘッドフォン接続時に、自動的にヘッドフォン出力回路がONになる機構(未使用時は回路への信号と電源供給がOFF)なども取り入れた高音質設計となっている。

 アナログRCA、同軸デジタル、光デジタル入力端子を持つ。RCA出力端子は間隔を広くとり、太いケーブルの抜き差しなども容易にしている。また、USB入力を使ったハイレゾ再生にも対応。USB-AはUSBメモリーの接続が可能だ。最大192kHz/24bitのPCM、最大5.6MHzのDSD再生に対応する。

 サイズは幅440×奥行き341×高さ105mm。重量は6.5kg。

PM6007

 PM6007はDAC内蔵のプリメインアンプとなっている。同軸デジタルのほか、光デジタル入力×2を持ち、最大192kHz/24bitのPCM、最大5.6MHzのDSD再生が可能だ。DACチップは、CD6007と同じ「AK4490EQ」。アナログ出力回路なども、CD6007と同等となっている。そのため、純粋に音質を比較した場合、専用機のCD6007が優れるものの、近い品質での再生が可能となっている。

 デジタル入力回路は、周辺回路へのノイズ輻射を遮断するために専用のシールドボックスに封入。デジタル回路の電源ラインには導電性ポリマーコンデンサーを使い、高周波ノイズを低減。デジタル入力が選択されていないときはデジタル入力回路への電源供給を停止し、アナログ入力の音質に影響を与えない設計としている。

 この機種のために、HDAM搭載の電流帰還型プリアンプ/パワーアンプを新開発した。アイドリング電流を安定化(アイドリングに入った際に急激な電流の落ち込みを作らないように)し、定常状態への復帰を早くしている。電源部もPM8006と同等のシールドケースに封入した、大型のトロイダルコアトランスを採用している。

 フォノイコライザーも強化し、ノイズレベルを3kHz付近で約10dBの改善した。JFET入力を採用し、カップリングコンデンサーをなくしたほか、電源供給回路にリップルフィルターを追加、オペアンプに「OPA1678」を採用といった改善点がある。

 パワーアンプ電源部のブロックコンデンサーはカスタム品で、新規開発の1万2000μFのエルナー製カスタム・ブロックコンデンサーとなっている。エントリー機ながら、音質に特に大きな影響を与える部分に、上級機同様のオーディオグレードフィルムコンデンサー、金属皮膜抵抗や低ESR導電性高分子コンデンサーなどを使用している。

 スピーカーターミナルはバナナプラグを使用できる。2系統あるためバイワイヤリング接続、A/Bスピーカーの切り替えが可能となっている。アナログRCA入力×4、Phono、同軸デジタル、光デジタル×2。また、アナログRCA出力、サブウーファー出力、ヘッドホン出力を備える。本体サイズは幅440×奥行き370×高さ105mm、重量は7.8kg。

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