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Core i5-10300H、GeForce RTX 2060搭載、フルHDなら設定次第で快適に遊べる

10万円ちょっとで144Hz液晶搭載、ゲームもしっかり遊べるGALLERIA(ガレリア)15.6型ノートPC「GCL2060RGF5」

2020年08月29日 13時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

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「GALLERIA GCL2060RGF5」

 15.6型ディスプレー搭載の「GALLERIA GCL2060RGF5」は、ドスパラが販売するゲーミングノートパソコンだ。CPUがCore i5-10300HでGPUにGeForce RTX 2060 6GBという構成ながら、価格は12万4278円からとお手頃なコスパ良好マシンとなっている。

 基本構成時の主な仕様は、Core i5-10300H(2.50GHz、4コア/8スレッド)、GeForce RTX 2060(6GB GDDR6)、16GBメモリー(8GB×2)、512GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。ディスプレーは144Hzのリフレッシュレートに対応する15.6型で、解像度は1920×1080ドット。また、重量が約2.3kgで、バッテリー駆動時間は公称約3.9時間なので、ホームモバイルや大きめカバンがあればモバイルでのちょっとした作業が十分にこなせる。

 今回は、ベンチマークを計測し、GCL2060RGF5のパワーをチェックしてみた。

リーズナブルな価格ながらハイパワー!

 PCの総合力を計測する「PCMark 10」では、総合スコアが4732と高めで、コストパフォーマンスのよさがわかる数値だ。細かく見ていくと、アプリケーションの起動時間やブラウザーの描画能力を表す「Essential」では8911、WordやExcelといったビジネス系アプリケーションの動作を見る「Productivity」においては7519という高いスコアになっている。

「PCMark 10」の結果

 以上から、一般的なブラウジングやビジネス的な用途であれば十分なスペックだということがわかる。3Dグラフィックス能力や画像・動画の編集能力を示す「Digital Content Creation」では4294と比較的下がってしまうものの、3Dゲームや画像・動画編集は十分以上にこなせるパワーは持っている。

 CPUの能力を計測する「CINEBENCH R20」では、CPU総合が2225pts、CPUコア単体(Single core)が435ptsというスコアとなった。ランキングを見ると、どちらもデスクトップ用のCore i7-7700Kに次ぐスコアとなっているので、2世代くらい前のデスクトップPパソコンがお手頃価格になりノートパソコンのサイズに収まってくれているというイメージだ。

「CINEBENCH R20」の結果

 ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark 7.0.0」で、SSDの速度をチェック。スコアは以下のとおり、NVMe対応SSDらしい高い数値が出ている。これだけの速度なら、大きなアプリケーションやファイル操作もサクサクできるだろう。

「CrystalDiskMark 7.0.0」の結果

 ゲーミングノートなので、一番気になるのはゲームプレイにおけるパワーだろう。」まずは、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を計測。設定は画質が「最高品質」、解像度が「1920×1080」、表示はフルスクリーンにした。結果は、スコアが13946で評価は「非常に快適」。オンライン系3DMMOで困ることはないだろう。

「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果

 「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」は、画質が「高品質」で解像度が「1920×1080」、表示は「フルスクリーン」に設定してチェック。プリセット状態であれば最高設定であるこのスコアは、6488で評価が「快適」。これならば、大概のゲームが美しい映像で快適に動作してくれることだろう。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」の結果

 最後に、ヘビーな負荷で3Dグラフィックス機能をチェックする「3DMark」をチェック。その中のDirectX 12ベンチである「Time Spy」で見てみる。スコアは5705。デスクトップ版の同型番GPUから1~2割下がってしまうといったところだろうか。とはいえゲーミングノートパソコンとしては十分高めな数値である。どんなゲームでも多少調整すれば快適に遊べるはずだ。

「Time Spy」の結果

 カタログ上のバッテリー駆動時間は約3.9時間となっているが、実際はどうなるだろう。というわけで、「Bbench」を使って保ち時間を計測しよう。キーストロークを10秒ごとに入力、Web巡回間隔を60秒ごとに行なう設定に。本体側は輝度が50%で電源モードは「より良いバッテリー」を選択。そしてキーボードの右上にあるパフォーマンス切り替えボタンにて、「Office」モードにした。

バッテリー駆動時の設定は「より良いバッテリー」

駆動は「Office」モード

電源スイッチの横のボタンで、駆動モードは簡単に切り替えられる

 これで残りバッテリーが5%になったら自動的にスリープするように設定して計測。外出先でもこのGCL2060RGF5をどのくらい活かせるのだろうか。結果は、およそ2時間54分ほどでスリープ状態に移行した。さすがにACアダプターを一緒に持ち運んだほうがいいし、モバイルマシンと比較するとキツいが、ホームモバイルや外出先でのちょっとした作業であれば十分な長さである。むしろこのハイスペックパソコンを3時間弱も使えるメリットのほうが大きいだろう。

初めてのゲーミングノートパソコンにも、メインマシン兼ゲームプレイ用ノートとしてもオススメの1台

 ゲーミングパソコンは、ゲームプレイをメインで作られたモデルというだけで、ビジネス用途でもゲーム用途でもなんでもこなせるスペックを持っているモデルのことだ。ベンチ結果から、GCL2060RGF5はその名に恥じないパワーを持っているということがおわかりいただけたと思う。コストパフォーマンスがいいため、デスクトップパソコン所有者がセカンドマシンとするときや、パソコン初心者がゲーミングマシンを買いたいと思った時にオススメしやすい1台となっている。

試用機の主なスペック
機種名 GALLERIA GCL2060RGF5
CPU Core i5-10300H(2.50GHz、4コア/8スレッド)
グラフィックス GeForce RTX 2060 6GB
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 500GB SSD(NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、144Hz駆動
内蔵ドライブ -
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/a/b/g/n/ac 2×2)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.2 Gen1(Type-A)×2、USB 3.2 Gen1(Type-C)×1、USB 2.0(Type-A)×1、HDMI出力端子、miniDisplayPort×2、マイク入力、ヘッドフォン、SDメモリーカードリーダー、有線ギガビットLAN端子
内蔵カメラ HD画質ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅359.8×奥行244.3×高さ25.8mm/約2.1kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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