小学生のころから、コーヒー好きだった親父に連れられコーヒー豆店には月に一回は必ず行っていた。親父と筆者が乗ったクルマがコーヒー豆店の店頭に停車して、クルマの中でしばらく待っていると、コーヒー豆店のおじさんがいつもブルーマウンテンのストレートの入った袋とお釣りを持ってきてくれる。そんな親父は、今では珍しい電気式の国産パーコレーターの愛用者だった。
パソコンやスマホが広く普及し情報が溢れてくると、コーヒーに関する趣味や拘りも多様化し、情報の質もより広さも深さも増してくる。昨今のように新型コロナの影響で、自宅で過ごす時間が増えればなおさらだ。筆者宅では今は、粉のコーヒーを買ってきて紙フィルターを使ってSIROCAのコーヒーメーカーでコーヒーを沸かして毎日数回以上飲んでいる。
今回も原稿を書いている途中で、世の中に豆派と粉派はどの程度の比率でいるのか興味が湧いてきたのでちょっとネットを探してみた。筆者の検索能力では、結局、公式のものだったり、まとまったデータは見つからず、見つかったのはいくつかのコーヒー店のマスターのお話だった。
それによると、15年くらい前には圧倒的に粉派が多かったようだが、ここしばらくは、半々くらいだそうだ。これはコーヒー豆専門店としてはある面、当然の結果。しかし、一般的なコーヒー専門店では、販売比率は豆派が14%、粉派が86%だったそうだ。
まあ、結果は粉派が圧倒的に多い結果だが、お気に入りのコーヒー豆を買って、店頭で粉にしてもらうお客さんも多そうなのでこれも納得のいく数値かもしれない。昨今は、この豆派、粉派に加えてネスプレッソを代表とする「カプセル派」も微増し、トータルでコーヒー産業としてはなかなか良い未来に向かっていそうだ。
そんな時に、+Styleが今年の6月25日に販売開始した「スマート全自動コーヒーメーカー」を手に入れた。パッと見の外観は長く我が家の愛機であるSIROCAに似ているが一回り大きく、前面のディスプレーパネルがIoT家電を彷彿とさせるイメージだ。
スマート全自動コーヒーメーカーを開封!
開梱して一番最初に目に留まったのは、この前面ディスプレーとガラスサーバーの蓋に付いた長いチューブ棒だった。このチューブによりドリップされたコーヒーは一般的なコーヒーメーカーのように上からポタポタと落ちることなく、ガラスサーバーの中を通ってガラスサーバーの底近くで落下することになる。
構成パーツはごく一般的なコーヒーメーカーとまったく同じ。コーヒー6杯分の透明な水タンク。ドリップケースとメッシュフィルター、ドリップケースカバーの3点が一体となったドリップユニット、ドリップケースカバーはSIROCAとよく似ていて、分解不可で洗浄後、内部の乾燥に時間のかかるタイプだ。
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