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フードデリバリーサービス「Chompy(チョンピー)」正式ローンチ・1時間前に注文するだけで送料無料「らくとく便」開始

株式会社シン
2020年08月06日

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株式会社シン
あわせて6.5億円の資金調達を実施、エリア拡大と独自配達システムを強化

SYNは、渋谷駅から3km圏内で個性豊かな飲食店の料理を注文することができるフードデリバリーサービス「Chompy」を正式リリースするとともに、1時間前までに注文するだけで送料無料で複数店舗から昼食・夕食をオーダーすることができる「らくとく便」を開始します。あわせてANRI、Coral Capital、DCM Ventures、Delight Ventures、GO FUNDから総額6.5億円の資金調達を実施しました。


フードデリバリーサービス「Chompy(チョンピー)」を提供する株式会社シン/SYN, Inc.(本社:東京都目黒区、代表取締役:大見周平、以下SYN)は、2020年2月からオープンβ版として運営を開始していたフードデリバリーサービス「Chompy」を正式リリースするとともに、1時間前までに注文するだけで送料無料で複数店舗から昼食・夕食をオーダーすることができる「らくとく便」を開始します(※一部地域限定)。
同時に、ANRI、Coral Capital、DCM Ventures、Delight Ventures、GO FUNDから総額6.5億円の資金調達を実施しました。これにより、2019年6月の創業からの累計調達額は約9億円となります。

Chompy(チョンピー) 国内発の新しいフードデリバリー
https://chompy.jp/

■「Chompy(チョンピー)」の特徴
SYNの提供するフードデリバリーサービス「Chompy」は、渋谷駅から3km圏内で個性豊かな飲食店の料理を注文することができ、経験を積んだ配達員が安全かつスピーディーにお届けすることが特徴のアプリです。
高級店からSNSで話題の店まで個店中心の美味しいお店のラインナップに加え、ベテラン配達員を中心とした早く・丁寧なデリバリー、チャットを利用した双方向で丁寧なカスタマーサポートなど、高いサービス水準のフードデリバリーサービスを提供しています。

1.個店中心の多様で魅力的な店舗ラインナップ
Chompyは地域に根ざした食のインフラを目指し、他のデリバリーサービスでは出店していない個店やこだわりの料理をデリバリーでも高い品質でお届けするべく、審査制で「どれを食べても美味しい」料理を厳選し提供しています。登録いただいた店舗様にはデリバリーに適したメニュー・パッケージのアドバイスや、メニューにあわせたシズル感のある写真の撮影、「店長からの一言」の掲載、アプリ内のランダム表示で個店にもスポットライトが当たる場作りなどを通じて、「お店・料理の魅力」がしっかり伝わるUI・UXを提供し、「食事に迷ったときもChompyを開けば美味しい料理に出会える」体験を提供しています。現在は400以上の店舗が登録し、今後もエリア拡大にあわせて美味しい料理の提供を目指します。

2.まとめて配達で「安さ」を実現
従来日本のフードデリバリーでは配達コストが高く、一般のユーザーにとっては日常使いが難しい現状がありました。また店舗にとっても、大手デリバリーサービスでは手数料が30%代後半となる等、諸外国のフードデリバリーサービスと比べても日本の手数料水準は高く、飲食店にとって利益を生み出しづらい構造にありました。
Chompyは、一般的な「1注文・1配達」以上に注文・配送をまとめて効率化するサービスを提供することで、ユーザーには送料が安く、飲食店には手数料が安く、配達員には適切な報酬と研修・補償などの待遇を提供し、サステナブルな「食の流通インフラ」の実現を目指します。
具体的には、家族や友人・同僚等の2人以上でまとめて注文することで送料が無料になる「グループ注文」機能や、オフィスでまとめてランチをオーダーできる「オフィスランチ便」を提供するなど、ユーザーが自然なUXで利用できる「まとめて注文」「まとめて配達」の仕組みを提供することで、配送の効率化に挑戦しています。
また、正式ローンチにあわせて、毎日の昼食・夕食時間帯の1時間前までに注文いただくことで送料無料となり、複数店舗を横断した注文も可能な「らくとく便」を開始いたします(詳細は下記)。


3. 店舗をエンパワーメントする仕組み
Chompyは、フードデリバリーというインターネット上のサービスを通じながらも毎日の食事を美味しく笑顔にすることを目指し、飲食店・配達員・ユーザーそれぞれの「顔が見える」UXにこだわって開発しています。具体的には、アプリ上で飲食店ごとの「店長のおすすめ」コメントが見えるUIや、飲食店側では注文したユーザーのお名前・アイコンが確認できる仕組みを通じ、飲食店とユーザーが店舗での常連客のように直接つながることのできる「食のインフラ」を目指しています。

【「Chompy」概要】
正式名称:Chompy(チョンピー)
対応OS:iOS、Android
オープンβ開始日:2020年2月10日
サービス地域:渋谷駅3km圏内(8/6時点。順次拡大予定)
提供時間:10:00-24:00
商品送料:300円 ※グループ注文、らくとく便等利用の場合は無料
決済手段:クレジットカードのみ(順次拡大予定)
飲食店向け手数料:30%
会員登録数:2.5万人(8/6時点)
店舗数:約400店舗(8/6時点)

■「らくとく便」概要
Chompyの正式ローンチを記念し「らくとく便」の提供を開始しました。
らくとく便は、1時間前までに注文しておくだけで毎日の昼食・夕食を決まった時間帯に送料無料でお届けするサービスです。各エリアごとに、配送の中継拠点として軽バンを設けることで、時間までに注文があった飲食店の料理を配送拠点に一度集約し、そこから自宅・オフィス等に配達するハブアンドスポーク方式の物流により多数・複数の注文を効率よく配達することが可能になります。

・注文時間および配達時間
-昼:注文/10:59まで、配達/12:00~12:30
-夜:注文/17:59まで、配達/19:00~19:30
※何店舗注文しても送料無料でまとめて届くので、複数人でのオフィスランチや家族の食事にも便利にご利用いただけます。

・対象エリア:池尻大橋駅・恵比寿駅周辺(順次拡大予定)
-池尻大橋駅周辺(目黒区:青葉台1-4丁目、東山1-4丁目、駒場1-4丁目、大橋1-2丁目 世田谷区:池尻1-4丁目、三宿1-2丁目、代沢1-3丁目)
-恵比寿駅周辺(渋谷区:恵比寿1-4丁目、恵比寿西1-2丁目、恵比寿南1-3丁目、広尾1-5丁目、渋谷東1-4丁目、代官山町、鶯谷町、猿楽町)

■日本の日常食をとりまく現状
現在の日本社会では、少子高齢化や女性の社会進出に伴う共働き世代の増加などのライフスタイルの多様化を背景に、食品宅配市場が成長を遂げており、店やレストランの出前と主要フードデリバリーサービスをあわせた出前市場規模は2018年に4,084億円で前年と比べ5.9%増加したと推計されています(※1)。また、新型コロナウイルスの影響により在宅勤務や外出自粛が広まった中、2020年6月の調査ではインターネットでのフードデリバリーサービス利用経験者が46.4%で前年より16.5ポイント増加(※2)するなど、フードデリバリー市場が急激に広がりを見せています。
一方、日常の食を取り巻く環境にはまだ改善の余地が多く、クロス・マーケティングの調査では現在の外食・中食では「食べられるメニューが限られる」「費用が掛かる」、内食では「使う食材が偏る」「作れるメニューが少ない」などの課題があります。(※3)
さらに、日本のフードデリバリー市場では、賃金格差が少ない日本固有の労働市場から来る送料(配達コスト)の高さ、それに伴う飲食店側の手数料の高さや、飲食店側がデリバリーサービス内で自社メニューの販促費を支払う構造、さらにオーダーした顧客の情報を保持できないことによる顧客サービスの難しさやレストランの無機質化(=顧客の顔が見えずに料理を量産する「作業」化し、作る人のモチベーション低下)という課題があり、ユーザー・飲食店・配達員の三者にとって、日常使いのできるサステナブルなモデルとなるには課題が残る現状があります。
SYNは、世界に誇る豊かな食文化を持つ日本市場にも関わらず、多様な食体験が激変する日常の食生活に最適化されていないこの現状を打破すべく、「多様な食体験をまいにちの暮らしに届ける、地域に根ざしたサステナブルな食の流通インフラ」の構築を目指し、Chompyを開発・提供開始しました。

※1 NPD Japan, エヌピーディー・ジャパン調べ 「<外食・中食 調査レポート>成長する出前市場、2018年は4,084億円で5.9%増」
https://www.npdjapan.com/press-releases/pr_20190410/
※2 MMD研究所「2020年インターネットでのフードデリバリーサービスに関する調査」
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1871.html
※3 「食意識に関するアンケート」
https://www.cross-m.co.jp/news/release/20170925/

■資金調達に関して
SYNは、Chompyのさらなる拡大を目的に、創業より2度目(プレシリーズA)となる総額6.5億円の資金調達を実施しました。投資家からのコメントを紹介します。

ANRI 投資担当 中路 隼輔 氏
「DINKs世代の増加"や"専業主婦世帯から共働き世帯へ"と社会に変化が訪れていく中で、"食"という大きなテーマにイノベーションの余地はまだまだあると考えていたことと、また同時に大きなテーマ・難しいモデルですが投資検討を通じて滲みでてきていた代表の大見さん・そしてそのチームの方々の熱量・優秀さに賭けてみたいという思いから今回出資させていただきました。競合環境も激しい中ですが、このチームなら日本なりの食の新しいアップデートができるのではないかと期待しております!ぜひChompyを通じ改めて日本の食事のおいしさ・温もりを皆様が体験していただければ嬉しいです」

Coral Capital Founding Partner & CEO James Riney 氏
「大見さんは私がDeNA在籍時から知っており、社内でも彼は圧倒的に優秀と感じていたので起業する日を待っていました。ようやく彼にベットし、一緒に飲食業界でチャレンジできることは光栄です。Withコロナでこの業界は大きく進化せざるを得ないので、ITの力で全く新しい飲食のあり方に挑むSYNを支援できて嬉しいです」

DCM Ventures Principal 原 健一郎 氏
「ChompyのSYNには創業期から投資させていただいており、八木さんと創業された時から、大見さんが優秀でカルチャーフィットがある人材を集め続けあっという間に数十人のカルチャーの強い組織を作っていくのを見てきました。フードデリバリーは、消費者、パートナーであるレストランとデリバリークルーという3つのユーザーに対するサービス、地域ごとにオペレーションも必要になるため、スタートアップの中では特に多様性がある大きな組織作りが求められます。難易度も高い領域ですが、大見さんのずば抜けた「人材を惹きつける力」が強い組織を作り、事業を成功に導いてくれると信じています。
各国で巨大な企業が誕生しているフードデリバリーの領域ですが、日本ではまだ外資系サービスがメインであり、ユーザーの皆様にはChompyの日本発のサービスならでは美味しい食の提供、日本のユーザーに特化したサービスの改善にご期待いただけたらと思います」

Delight Ventures マネージングパートナー 渡辺 大 氏
「株式会社シンは、昨年立ち上がったばかりのデライト・ベンチャーズから最初に投資させていただいたスタートアップの一つです。当初はオフィスも共にしていましたので、シンの成長はもちろんのこと、スタッフの方々の熱量や行動力を間近に感じて、デライト・ベンチャーズとしても大いに刺激を受けました。市場に対する先見性とスピード感、緻密なデータ分析力と、盤石なチームワーク、つまりスタートアップの成長に必要な要素を贅沢に備えた、頼もしいチームです。そのチームが、世界でも急拡大を見せるフードデリバリー市場を牽引すべくこの度の資金調達を完了し、そこに追加投資という形で参加させていただいたことを、大変光栄に思っています。先行きの見えない世の中にあっても、卓越した推進力で、「食」の喜びを人々に届けるシン。このチームを引き続き応援できるのを、デライト・ベンチャーズは心から楽しみにしています」

■今後の展望
今回調達した資金とインターネット分野で経験豊富なメンバーの開発力を活かし、Chompyのさらなる成長に尽力してまいります。また、エンジニアを中心とした採用を進め、組織力の強化にも投資を進めます。現在の募集職種を採用ページにて公開しました。
https://herp.careers/v1/syninc

SYNはChompyを通じ、多様な食体験をまいにちの暮らしに届ける、地域に根ざしたサステナブルな食の流通インフラの実現を目指してまいります。

以上

【SYN概要】
会社名:株式会社シン / SYN, Inc.
所在地:東京都目黒区青葉台3-18-3 THE WORKS 201
代表取締役:大見 周平
設立: 2019年6月26日
事業内容:フードデリバリーサービス「Chompy」の企画・開発・運営等
https://syn-inc.com/

【Chompy概要】
Chompy(チョンピー)は、まいにちの暮らしを豊かにするために生まれた、国内発の新しいフードデリバリーサービスです。
https://chompy.jp/

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