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これからの10年を見据えたモダンデータエクスペリエンスを、「Pure//Accelerate Digital」レポート

業績好調なピュア・ストレージがローンチした「Purity//FA 6.0」のインパクト

2020年07月28日 07時00分更新

文● 五味明子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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Pure Storageが提唱する“モダンデータエクスペリエンス”とは

 ストレージ業界はここ1、2年、きびしい決算が続いており、新型コロナウイルスの影響もあって、Dell EMC(マイナス5%)、NetApp(マイナス16%)、HPE(マイナス16%)など、アプライアンスの提供を中心とするベンダは軒並み売上の落ち込みに苦しんでいる。そうした中にあってPure Storageは好調な業績を続けており、2021年度第1四半期の売上高は3億6710万ドル、前年同期比12%増を記録している。とくに好調なのがサブスクリプションサービスのPure as-a-Serviceで、前年同期比37%増となる1億2020万ドルを売り上げている。日本市場も好調で、キックスモーラー氏は「グローバルの成長を大きく上回る37.5%増の売上を挙げた」と高く評価している。

 こうした好調な業績の理由として、キックスモーラー氏は「顧客のニーズに的確に応えていること」を挙げており、それはコロナ禍によってさらに加速しているという。

Pure Storage 戦略担当VP マット・キックスモーラー氏

 たとえば今回のPurity//FA 6.0のアップデートにおけるブロック/ファイルのユニファイド統合も、FlashArray(ブロックストレージ)でもファイル/オブジェクトベースのワークロードを扱いたいという顧客のニーズに応えたものである。ファイルプロトコルはブロックプロトコルよりも複雑であるため、実装のハードルは高かったが、Compuverdeの買収によりそれが実現した。またクラウドへの対応も速く、Pure as-a-Serviceの拡充はもちろん、パブリッククラウドが提供するオブジェクトストレージサービスのサポートなどにもそうした姿勢が見えてくる。

 「コロナ禍によって、逆にeコマースなどデジタルビジネスは拡大しており、我々の顧客は投資の必要性に迫られている。また、感染拡大を受けて、人々が移動できる範囲が制限されればデータセンターへの立ち入りも難しくなり、自動化とクラウドへのニーズが高くなる。我々はそうした顧客のニーズに的確に応えており、コロナ禍であっても出荷が遅れたりすることはない。新規の顧客も順調に獲得できている」(キックスモーラー氏)

 Pure Storageが提唱する“モダンデータエクスペリエンス”は、クラウドを前提としている。ただしそれは「オンプレミスを排除する」という意味合いではなく、「さまざまな環境に存在するさまざまなデータを、統一されたインタフェースとエクスペリエンスのもとでシームレスに扱える」体験(=エクスペリエンス)を指している。その実現によって、たとえば一部の先進的なユーザから出ている「クラウドネイティブアプリをオンプレミスのオブジェクトストレージで動かしたい」といったニーズに応えていく。

 今回のPurity//FA 6.0のアップデートについて、キックスモーラー氏は「我々の歴史上、最大のインパクトをもったリリース。昨年のハード(FlashBlade//FB)も大きなリリースだったが、今回のソフトウェアリリースはさらにエキサイティングだ」と評していたが、Pure Storageがめざすモダンデータエクスペリエンス実現に向けた、大きなマイルストーンとなることは間違いないようだ。

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