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G-SHOCK初の心拍センサー搭載 スポーツに特化した「GBD-H1000」レビュー

2020年07月10日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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心拍計を含む5つのセンサーとGPSを内蔵したカシオのG-SHOCK/G-SQUAD「GBD-H1000」

 カシオ計算機が光学式心拍計など5つのセンサーとGPS機能を内蔵する、G-SHOCKの新製品「GBD-H1000」を発売した。トレーニングギアとしても便利な楽しみ方ができそうなスマートウォッチが、在宅ワークにより運動不足になりがちな身体に活を入れてくれる、頼もしい味方になり得るか検証してみたい。

高い耐衝撃性能を備えるケース。曲面形状のバックカバーやバンドピースで装着性も向上させた。9時方向の大型ボタンを押すと素速くトレーニングモードに切り替わる

心拍センサーを内蔵。スポーツに特化した高機能スマートウォッチ

 GBD-H1000はカシオの耐衝撃ウォッチG-SHOCKの中でもスポーツラインに位置付けられる“G-SQUAD”のニューフェイスだ。シリーズのウォッチに初めて心拍のモニタリング機能や活動量計、GPS機能が内蔵された。耐衝撃+20気圧防水を実現するタフネスを備えながら、ソフトウレタンバンドによる柔らかで軽快な着け心地を備えている。

柔らかく柔らかくフィット感のよいソフトウレタンバンドを採用。バンドの穴を多く設けて通気性を高めている。細かな長さ調整も可能

背面に光学式の心拍センサーを搭載する

 本体裏面には、手首に触れて血管を巡る血流量の変化を感知、心拍数を測定する光学式センサーを載せた。現在の心拍数を素速く測定したり、ユーザーの最大心拍数から心拍ゾーンを計算してウォッチの画面に表示する。持久力向上を目指したり、オーバートレーニングを防ぐ目的にも機能する。

 内蔵する3軸加速度センサーで体の動きを検知して歩数や移動距離を計算したり、方位・高度・気圧/温度センサーによる計測、GPSによる現在地のトラッキングとペース推測など、5つのセンサーとGPSを連動させることによって、多彩なアクティビティトラッキングができる。独自の組み込みOSを搭載し、タッチディスプレイではなくケース側面のボタンで操作する仕様だが、本機のトレーニングギアとしての先進性はスマートウォッチと呼ぶのに相応しいと思うし、必要な機能に素速くアクセスしてシンプルに使える点では他社の多機能なスマートウォッチよりもよくできていると思う。

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