ユーザビリティーと冷却性能に注目、ゲームしやすいPCとは何かを追求したうえでの答え
GALLERIAが刷新したPCケースから伝わる、eスポーツ・PCゲームの相棒になるための“本気”
2020年07月10日 11時00分更新
140mmファン採用に熱源を分けるチャンバー構造
全面刷新されたケース内部をチェック
では、ケース内部をチェックしていこう。サイドパネルを取り外して最初に目に飛び込んできたのは、インパクトのあるデカさの140mmファンだ。従来のPCケースでは120mmファンを採用していたため、その大きさに圧倒される。GALLERIA至上最大の風量も、この見た目であれば納得がいく。
また、熱源であるCPU、ビデオカードと電源を分けるチャンバー構造を採用しているのもポイント。パーツごとの熱が一気に合わさってより熱くなることを防げるので、冷却につながっている。加えて、電源周りのケーブルが隠れているため、見た目のスッキリさにもつながっている。
現在主流になってきているM.2 SSDだけでなく、SATA接続のストレージも搭載可能な5インチ×1、3.5インチ×2、2.5インチ×2を用意している。ただし、従来のようにケース前側にずらっと配置するわけではなく、ケース右側などに設置するようになっているため、前面の140mmファンからの風を妨げることなく大容量ストレージ構成も可能だ。
加えて、光学式ドライブの搭載も可能。ゲーミングパソコンは価格もそれなりにするため、ゲームだけでなく仕事やそのほかのエンタメにも使うマシンとして使う場合が多いと思う。そういった中で、たまにBlu-ray Discで映画を観たり、CDを取り込んだりもしたいという人も少なくないだろう。ゲームのダウンロード版や動画ストリーミングサービスが主流になりつつあり、搭載できないデスクトップも増えてきている。そんな中で、光学式ドライブが搭載可能なのは、人によっては魅力的な部分だろう。
テスト機には、短めのビデオカードが差さっていたが、新PCケースはケース内部に余裕があるため、ミニタワーでも大型のビデオカードが搭載可能だ。コンパクトなミニタワーがほしいけど、ゲームをより快適にプレイするためにハイエンドなビデオカードを搭載しておきたいという人にとってはうれしいポイントだ。
加えて、重さ1kg以上になるような大型ビデオカードを搭載する上位モデルでは、移動やたわみなどの理由で発生する接触不良を防ぐためにリジッドカードサポートを用意する。eスポーツの大会などでは設営のためにパソコンを持ち運ぶほか、自宅でも掃除などをするときに移動したりするので、その際に接触不良が防げるのはありがたい。
現行モデルでは対象となるビデオカードの搭載機種がないので非搭載となるが、eスポーツ大会やイベント協賛など移動が頻繁に行なわれるシーンでの使用機に先行搭載して出荷し、ゆくゆくはカスタマイズ選択も可能になるとのことだ。
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