日本HPは6月30日、「2019サステナブルインパクトレポート」を発表した。同社が実施している持続可能性への取り組みと、新たな目標の公開。
米HP Inc.が6月24日(現地時間)に発表した「2019サステナブルインパクトレポート」に基づくもの。同社ではこれまでにも使い捨てプラスチックを削減するための梱包材の変更や、製品への再生プラスチックの利用などを進めており、さらに紙製梱包材やHPブランドの用紙製造においては森林破壊を排除するなど、森林保護の取り組みも展開。世界自然保護基金(WWF)とのパートナーシップも進めている。
新たに発表された目標としては、2025年までに使い捨てプラスチック梱包材を2018年比で75%削減。さらにダイバーシティのへの対応として全世界での新規採用者の40%は女性にする目標などを掲げているほか、マイノリティへの対応も目標としている。HP財団では社会の制度的な人種差別と不平等などと戦い、社会的公正の実現に尽力する団体に50万ドルの支援を約束しているが、さらに全世界において女性と女児に教育を提供することで貧困撲滅に取り組むグローバルな非営利団体であるGirl Risingと提携、「My Story:2020 Storytelling Challenge」を立ち上げている。
このほか、地域社会への貢献として、2015年から実施している学生と成人学習者を支援も進展。HP財団のプログラム「HP LIFE」は、起業家、成人学習者、学生を対象に、オンライン、オフライン、対面での研修を通じて、ビジネスとITの中核的なスキルを得られるコースを無料で提供しており、2025年までに100万人登録という目標を掲げている。