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予約システム「かんざし」との連携で実現したサロン専用リピーター獲得ツール

スタイリストも顧客もうれしい「Reserve Tech for LINE WORKS」

2020年06月29日 17時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 2020年6月29日、ワークスモバイルジャパンは理美容業界向け新ソリューション 「Reserve Tech for LINE WORKS」の提供を開始した。理美容サロン専用の予約管理システム「かんざし」を提供するパシフィックポーターとの連携で実現しており、理美容サロンの予約管理・リピーター獲得を支援するという。

サロン専用リピーター獲得ツール「Reserve tech for LINE WORKS」

 「サロン専用リピーター獲得ツール」を謳うReserve Tech for LINE WORKSは、LINEの友達を顧客として、予約の管理や来店促進を実現する。具体的には、「かんざし」のデータベースにある予約情報をLINE WORKSのトーク画面上で閲覧でき、スタイリストはトーク上から予約状況を確認したり、トーク画面上から予約登録することが可能になる(将来的には空き枠の確認も自動化される予定)。予約情報だけでなく、トーク画面から「かんざし」データベースに顧客情報を登録することも可能。PCを利用せず、スマホで予約の参照や登録、顧客登録まで行なえる点が大きい。

 また、Reserve Tech for LINE WORKSでは、スタイリストがLINE WORKSアカウントで顧客のLINEを友だちに追加できる。これにより、次回来店時期の目安や来店促進のためのメッセージを登録しておくと、しばらく来ていない顧客に対して、最適なタイミングで来店促進メッセージを顧客に送ることが可能になる。なお、メッセージは「店舗から」ではなく「スタイリストから」のメッセージとして顧客に届けられるので、より親近感のある個別アプローチが実現されるという。

 さらに今後は「LINEミニアプリ」を活用し、スタイリストと顧客のトークルーム上で来店予約ができる機能を実装する予定。理美容サロンはLINE上に予約ページを設置でき、顧客のLINEから予約を受け付けることができるという。顧客とスタイリスト双方で予約調整業務の時間を削減できるほか、LINE上の予約も「かんざし」の予約データベースとの連携するため、重複予約などのトラブル防止につながるという。

 オンライン発表会では、大国屋(美容サロンPEEK-A-BOO運営) CIO兼ゼネラリスト矢崎 洋氏をゲストに招いたオンライントークが開催。矢崎氏は、会員登録なしで、予約したいタイミングでLINEから予約できる顧客側のメリットに加え、予約や集客などスタッフの負荷を軽減できるというサロン側のメリットに期待のコメントを寄せた。

大国屋(美容サロンPEEK-A-BOO運営) CIO兼ゼネラリスト矢崎 洋氏(右)

 利用料金は1スタイリストあたり月額500円。現時点ではかんざし連携が必須だが、今後は順次各システムとの連携を進めていくという。今後は定型作業の自動案内や予約プラットフォームの誘導を実現し、スタイリストやサロンの負荷を低減。新型コロナウイルスの影響による売上増や人材不足・新規顧客の低いリピート率など理美容サロンが抱える課題の解消を進めるという。

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